前後しますが、7月19-20日は福祉保健常任委員会で富山、金沢、白山視察でした。コロナ禍で昨年は実施しなかったし、例年2泊のところを1泊で回ります。

最初に到着した富山駅。

東京より2度ほど涼しく、駅前広場は石貼りながら大きな樹が植わって並木を形成しています。解りづらいですが右のほうは市電。軌道緑化はされていませんでしたが、地方都市の市電はどこも情緒があってよいですね。せっかくなので次の移動まではこの市電に乗って。男子大学生らが荷物を持っている私たちに席を譲ってくれました。

 

最初の訪問地はまちなか総合ケアセンター。

もともと小学校があった場所だが、住宅地が郊外に移転したのち、医療や福祉の総合センターとして設立されたものです。

妊婦さんの産前産後ケアや在宅医療の拠点、スポーツクラブ、子どもの遊び場などが、植栽が美しい中庭を囲んで配されていました。

(さかさまを修正できません)

次は金沢市に移動、ここでは障害者の観光をサポートする石川バリアフリーツアーセンターを訪問。金沢への観光客はもちろん、他県への旅行者の支援もする。特徴的だったのは「キモノール」という試みで、不要になった着物の寄付を受付け、上下を切り分けで誰でも簡単に着られる着物を貸し出しています。車椅子ユーザーでも、着物をかぶせるように着せる。外国人観光客に受けるでしょうし、着物を着ての古都散策、また成人式の晴れ着などにも応用できそうです。リサイクルの知恵でもありますね。

(車椅子に乗ったまま着付け)

金沢は父親の故郷であり、企業で医療システム部門に居た頃は志願して北陸を担当したこともありあちこちに思い出があります。出張時の夜、設計の仕事をしている従兄とその奥さんが連れて行ってくれた居酒屋が、今回移動中の車の中から見えました(従兄はその後50代で亡くなったのですが。ロングヘアでおきれいだった奥さん、今頃どうしているでしょう)。