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役にたたない日々 (朝日文庫)/佐野 洋子

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男友達とその彼女が別れ話になっている時。

佐野洋子さんは、

「大変」と思って、
面識のある彼女に電話をかける。

シチューのレシピを教えて欲しくて。

彼女は、こんな時に何だと言って怒ったらしい。
彼と別れて良いことの一つが、

佐野洋子ともう付き合わなくていい事だと
いうくらい。

でもレシピは教えてくれて、
佐野さんはこの本の執筆当時も、

そのレシピで美味しいシチューを食べられる。

怒った彼女はとってもいい人。
やっぱり美味しいお料理を作る女性は、

賢くて良い人が多い気がする。

でもレシピを聞きたくなった
佐野さんの感覚もわかる。

今だったら私も、
彼女が落ち着いたら聞こうと思えるけど、

20代だったら「早く聞かないと、
男友達と別れたらもう聞けない」

と焦っちゃう。

若い時って時間あるのに、焦ってたな