3~4年ほど前に買ったCDラック。
主に洋楽専門として使っている。
素材の感じとデザインが気に入った。
最近「無機質な家具がブーム」とかいう特集を見たが、そんなもの流行でなくとも目の肥えた消費者?は昔から知っている。
見せる家具である。
CDを収納した姿が綺麗なのだ。
しかし残念ながら唯一の欠点が最大の汚点でもある。
隙間からホコリが侵入してCDケースの表面を荒らしていく。
侵入口は1cmとない。
だが容赦なく襲いかかる。
ホコリも積もれば山となる。
ご無沙汰のCDと久々に対面を果たすときは、ジャケットをぼやかすまでに覆われたホコリを振り払う儀式が恒例となる。
指で軽くサッと払う程度では、新入りは落とせても、古くから居座りケースにへばりつく頑固な古参まではまかなえない。布などで表面を拭く必要があるのだ。
見せる家具である。
ではどうすればいいか?
ラック全体を大きな布で覆いホコリをシャットアウトする作戦はかなり有効である。しかしそれでは“見せる”という商品コンセプトに反してしまう。
コンセプトを殺さずに、またCDも汚さずに使う方法。
それは、定期的にCDを取り出してホコリを落とすより他ない気がする…。だが私にその熱意はない。今後も儀式を繰り返すのみである。