10/22のブログの「塗装前の屋根の補修工事」の続きです。
この前、写真が間に合わずにアップ出来なかった貫板の交換の写真です。重要な場面ですので、あらためてご紹介いたします。
まずはおさらい。補修の経緯です。
事前の劣化診断時に、この棟トタンの部分をよ~く観察して見ると、
押さえ釘の飛び出しや(下の写真)、シーリングの劣化などが複数個所見られた為、
もしやと思い、トタンをちょっとめくってみました。
あ~やっぱり!中に入っている木板が腐っていました。
という事で、この中の木板(貫板<ぬきいた>などと言います)を交換する事になりました。
これがトタンを剥がしてみたところです。シミ状になって、腐っています。
ちなみにこれ、高圧水洗浄する前の状態です。
つまり、日常的に雨水などの水分の影響を受けていた事良くがわかります。
これらを全部撤去して、新しい貫板を設置いたします。
今回使用したのは、木材ではなく、より腐食しにくい「プラ木」などと言われる樹脂製の貫板を採用いたしました。
プラ木貫板(アップ)
これであとは、トタンを元に戻してパッキン付きの防水ビスを打ち直して(この辺の写真は前回アップしました。)、ビスの飛び出し防止のためのシーリングをビスの頭に盛り付けて・・・・・これでやっと高圧水洗浄そして塗装が出来る状態になります。ここまで補修しておけば、本当に安心です。病気と同じように、直す時はしっかりと直しましょう。