住宅塗装レポート11~住宅の基礎部も塗装で保護出来る?~ | 地元密着の住宅塗装のお店「プロタイムズ小山店」

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住宅の基礎部も塗装で保護出来る?

弊社では基礎の塗装も良くしますが、その際使用するのは基礎専用の塗料です。

使用する塗料はアステックペイントのベースガードです。



粉体と液体を混ぜて使用します。

効果としては、①微弾性(やや柔らかい性質)の為、細かいひび割れであれば追従し塗膜が一緒に割れるのを防ぎ雨水の侵入を防ぐので防水性が向上します。

②コンクリートの「中性化」を軽減します。
コンクリートはもともと強いアルカリ性の為、その中に埋まっている鉄筋を酸化(=錆びること)から守ってくれています。しかし、空気中の二酸化炭素に反応したり、酸性雨の影響を受けたりして、コンクリート表面から内部へ徐々に酸化していきます(=中性化)。そうすると、(コンクリート自体の強度は変わりませんが、)その中にある鉄筋が錆びて体積が膨張し、周りのコンクリートを押し出して壊してしまいます。そうして結局は全体の強度が下ってしまうのです。

ベースガードはコンクリートと同じアルカリ性の上塗り材です。その上微弾性ですので、ひび割れから空気中の二酸化炭素や酸性雨が侵入するのを防ぐ効果も有ります。ですので、基礎部分の中性化軽減対策になります。

基礎部分は以外に軽視しがちですが、まさに建物の土台となる重要な部位ですので、ベースガードはお勧めです。

※基礎の構造そのものの強度を向上させると言う事ではありません。

実際の様子です。ベースガード施工前
施工の際は地面を少し掘るのがポイントです。




施工後



外壁がきれいになると、意外とこの基礎部分の汚れが目立ちます。
基礎塗装は劣化予防だけでなく、ご覧のように足元がすっきりと締まった感じになります。

※掘った地面は最後に元通りに埋め戻して完了です。