こちらの物件は、下地の種類が３種類あります。
①既存のモルタル壁
②既存の窯業系サイディング壁
③新規に金属サイディングを貼る部分
下地の種類により、仕様を「最適な仕様」に変えています。（＝3つの仕様）
正直、作業的にはかなり手間ですし効率的ではありません。下地①と③は共通の仕様にも出来るのですが、「より素地の種類や状況に合致したものを」と、突き詰めて考えていくと、やはり全部違う仕様になってしまいましたσ(^_^;)
現場の職人には、材料を使い間違えないようにしっかりと手順書を渡し、念入りにミーティングをしました。
今日はその中の①既存のモルタル壁に関してご紹介します。
①モルタル壁部分は下塗上塗り共、ひび割れに強い仕様にしています。
ひび割れに強い下塗材とはどんなものかと言いますと、
こんな感じです↑
ヨーグルトのようなドロっとした材料をた～～っぷり壁に塗りつけます。
たっぷり壁に塗りつけるので、塗膜の厚みがあります。尚且つこの材料は乾燥しても弾力性があります。
乾燥後爪をちょこっと立ててみると・・・・・・・
こんな感じで、つめの跡が残ります。弾力性があると言う事です。
※この部分はあとで、同じ材料を塗りたしておきました。
この塗料の「厚み＆弾力性」→ひび割れに強い！！と言う事です。
ちなみに、この後に塗る「仕上げ塗料材」もひび割れに強い材料です。
それはまた後ほど。
さて、次のお宅ですが、本日は高圧水洗浄です。
いつ高圧水洗浄を行うのかは、必ず書面で事前にご近所の方へご案内を致します。
水しぶきが飛んだりする場合がありますので(;^_^A
高圧水洗浄は専用の機械で水圧をかけて洗います。
もちろん、既に防水工事は完了しています。
良く洗わないと、壁などに付いている汚れやほこりが残り、塗料の密着力にも悪影響が出ます。