さて、こちらの写真は現在施工中の下野市内の住宅のものです。
ちょっとわかりにくいですが、外壁はグリーン系です。
弊社ではなぜか最近グリーン系が続いています。といっても色は弊社が決めているわけではなく、お施主様が決めています。
左半分(白い部分)は下塗り材、右半分(淡いグリーンの部分)は下塗り材の上に仕上げ材で色を付けたところです。ちなみに仕上げ材はあと1回塗ります(全部で3回塗りです)。
さて、左半分の下塗り材ですが、今回は外壁が割れやすいのでひび割れに強い下塗り材を選定しました。
というもの下塗り材にはひび割れに強いものとそうでない物があるんです。
ひび割れに強い下塗り材は「微弾性フィラー」などと呼ばれており、文字通り「微=やや」、「弾性=柔らかい」性質をもった下塗り材です。
この微弾性フィラーはヨーグルトのようにドロッとしています。それをメーカーの規定量に沿ってローラーでたっぷり厚く壁に塗りつけてあげます。それによって、もともと持っている弾性性能(伸びる性能)と塗膜の厚みという物理的特性でもって、壁に細かなひび割れが入っても表面の塗膜がそのひび割れに追従して、壁が割れるのを防ぎます。(限度はありますが…)
それに対して、ひび割れに強くない下塗り材をシーラーなどと言ったりします。シーラーは水のようにさらっとしており、壁にこってり厚く付けることはできません。
特に今回使用した微弾性フィラーはアステックペイント社製のフィラーで、他のメーカーのフィラーより、弾力性があるように思います。(数字的な比較データはありませんが。)
また、今回は上塗りもかなり弾力性がある塗料を使用してます。
今回のお宅は10年以上前に弊社で塗り替えをしたお宅です。今回塗り替えるまでの間、東日本大震災などもあり、毎年の定期点検で何度か外壁のひび割れ補修をしたりしていましたので、このお宅の劣化状況は実は事前に十分に把握していました。しかしそれでも、事前の劣化診断は重要事項で欠かすことはできませんので、しっかりと診断を行ったうえでやはりこのおうちを塗り替えるのであれば弾力性のある塗料での塗り替えが絶対に良いという結論に達し、ご提案をさせていただきました。
長持ち塗装は家族への愛情の証です。
長持ち塗装は事前の劣化診断が重要です。
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