1975年に作られた映画のリメイクだそうです。
自分よりもすべてが上のバリバリのキャリアウーマンを妻に持つ夫たちが、
自分の尊厳を保ちたいがために住んでる町ステップフォードが舞台。
一見、女性から非難を受けそうな内容の映画。
女性の社会進出という点では、
アメリカでも1975年と現在とでは大分違うんじゃないでしょうか。
1975年では、女性が社会へどんどん進出してバリバリ働き始めた頃?
そんな女性の力に恐怖を覚えた男が、
男にとっての(都合の)よい50年代の妻の姿を求めたのがステップフォード。
でも今は女性がばりばり働くのも当たり前だし…、
まあ、そんな今だから逆にこんな映画も面白いのかも…
なんで、この街はかなり、というか、完全に男目線、
そんな街に引っ越してきたキャリアウーマンのニコールキッドマンはもちろん
不満爆発…ところが、精神的にまいってただけあって、街に馴染もうとします。
そこらへん、よく分からなかったですけど…
でも、この従順な妻や街の姿を求めてこの街を作ったのは誰なのか、
というオチは、ちょっと面白いです。
でもよく考えたらこれもかなり男目線な気もしますが…
でもまあ、めちゃくちゃですよ。
夫が妻をロボットに改造してる街ですからね、
ロボットにして自分に従順な妻にすることでしか自分の尊厳を保てないという
なんとも悲しい男の姿…
この映画に出てくる妻たちはみんなスタイルもよくていかにもブロンド美人、
一方夫たちの中にイケメンはいなくて、いかにもダメ親父みたいな人ばっか。
しかし、ロボットに改造…
頭の中のチップが削除されたら元の妻に戻りましたが…
途中で口からお金を出すマシーンな妻出てましたよね…
実際、未公開シーンでは、手が掃除機になったり足が芝刈り機になったりと、
完全にロボットになったりしてました…やりすぎです。
そういう点で、妻改造の方向性があまりはっきりしてなかったのかな…と。
完全ロボットなら完全にコメディですよね…
ニコール・キッドマン、映画の中ではほとんど黒髪でしたが、
ラストの方のロボット化したブロンドの姿、ほんとにロボットみたいです。
パッケージの写真のように、すごく均整が取れたというか、かちっとした顔だち…
個人的に、ジュリア・ロバーツはいかにもアメリカ人という感じだと思ってますが
ニコール・キッドマンはそれともちょっと違うような…てかオーストラリア人かな?
なんか不気味な雰囲気すら漂います…
★★☆☆☆
ステップフォードは架空の街です。

