レストランを舞台とした映画。
音楽のセンスがいいと思います、音楽には全然詳しくはないけど、
オープニングとかラストとかで流れる曲がいい感じです。
音楽の力もあり、おしゃれな感じの映画です。
レストランで働く人、レストランへやって来る客など、いろいろな人の人間模様。
この映画ではじつにいろんな人がいます。
レストランの経営者が父親で、斬新なアイディアで店を人気にしたシェフ、
腕はいいけど博打癖のあシェフ、
そしてレストラン経営者でありシェフの父親、
この三人を中心として話が進んでいきます。
が、この映画は実はこの2人のシェフの知らないところで話が進んでいきます、
これが実は結構面白いところ。
話としても面白いし、映画の展開としても面白いです。
これは結構なセンスを感じる展開です。
どんな話が進んでいるのか…実にいろんな人が登場するこの映画、
映画を観ながら、頭の中で人物の関係図を作っていくと面白いです。
レストランで働く人同士の関係、シェフは何人と関係してるのか…とか
そんなことはどうでもいいんですが…
レストランにやってくる客との関係とか、
博打の胴元のギャングは明らかに関係ありますね、
そしてこの関係図の中心にいるのは、間違いなく経営者である父親です…
そしてその関係図の中で、最後まで浮いている人物がいるような…
映画の中には実に自然に溶け込んでいるにも関わらず、
最後まで正体が分からない、そんな人物がいるはずです。
そして最後に、そういうことか、というか、そうだったのか…という事実が。
そのようなサプライズを売りにしているわけではなく、
自然なストーリーの中にそのような状況が出来上がっているのが面白いです。
それは、そのような状況を作り上げていた関係図の中心の人物がすごい、
という思いにもなりますね。
混雑時のレストランのフロアの様子、そして厨房の様子、
特に厨房でシェフたちが忙しく激しく料理を作っている様子は臨場感があって
とてもかっこよくて面白いです。
全体的に、とてもきれいにまとまってた話だと思います。
★★★☆☆
とりあえず、おいしそうです…