石川道久のブログ

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THE SKA FLAMES (スカフレイムス)のアルトサックス吹きでもある
石川道久のブログです。

2011年5月頃から連日の「日々彼是」であります。

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メモ

「歴史には死人だけしか現れて来ない。

従って退っ引きならね人間の相しか現れぬし、動じない美しい形しか現れぬ。
思い出となれば、みんな美しく見えると言うが、その意味をみんなが間違えている。
僕等が過去を飾り勝ちなのではない。
過去の方で僕等に余計な思いをさせないだけなのである」

_ 小林秀雄 (「無常といふ事」より)







引き続き、読んでいる。
本
人生を見きわめた 最期のことば
著者/加来耕三
(講談社ことばの新書)


伝説上の人物である「日本武尊」(やまとたけるのみこと)から、
真珠のミキモトの実業家「御木本幸吉」まで、
256人の日本史に名を刻む先人たちの、
最期のことばが紹介されています。
ご臨終の際に発した最期の一言だったり、
予め事前に用意された辞世の句だったりしますが、
どれもこれも興味深い。
この本は1954年(昭和29年)に亡くなった
御木本幸吉が最後になってますが、
その後の時代を生きた先人たちの最期のことばも知りたくなります。
「辞世の句」というものは、
もはや存在しないであろう時代ですが。








メモ

身はたとい 武蔵の野辺に 朽ちぬとも
留め置かまし 大和魂

_ 吉田寅次郎(松陰)



今年の大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公は、
「杉文」さんですが…
その兄が「吉田寅次郎(松陰)」です。

死罪を覚悟した吉田松陰が、
自分の志を継いで欲しいという願いを込めて、
友人や松下村塾の弟子たちに宛てた遺書
「留魂録」の冒頭に書かれた辞世。

これを書いた翌日に斬首の刑となり、
30歳で亡くなっています。

刑場に向かうときに、
「吾れ今、国の為に死す。死して君親に背かず。
悠々たる天地の事、鑑照らす明神あり」
…高らかに唄った、
このことばが最期となったという。












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メモ

「歴史には死人だけしか現れて来ない」

_ 小林秀雄 「無常といふ事」 より





人生の最期で発せられる「ことば」…
それは、その人の生涯を凝縮凝結していることがままある。

日本史に名を残した256人の
「最期のことば、辞世の句」を纏めた一冊を読んでいる。

本

人生を見きわめた 最期のことば

著者/加来耕三
(講談社ことばの新書)


2000年に初版が発売されたものなんで、
すでに絶版になっている本でしょうが、
分かりやすく纏めてあり面白く読めるので、折に触れては読み返している一冊。

悔いのない生涯だったであろう先人のことば、
大往生であったろう先人のことば、
さぞかし無念であったろう先人のことば…
様々なことばに感動を覚えたり、
この先人は自分に似てるんじゃないか‥と発見し勝手に照らし合わせたり…と(その先人にとっては迷惑かつ知ったこっちゃない話であろうが)、なかなか愉しい。


メモ

思いおく言の葉なくてついに行く
道は迷わじなるにまかせて

_ 黒田 官兵衛 孝高

昨年の大河ドラマの主人公
黒田官兵衛(孝高)(如水)のことば。

病の床で嫡子の黒田長政に遺訓を遺したあと、自らの死期を「(三月)二十日辰の刻」
と予言。
「終りのない生涯はない」と妻に笑いかけてから、詠んだ辞世の句である。
「自分は思い残すことも言葉もなく死んでゆく。なるがままに迷うことなく進むだけである」という意。
その静な死は予言通り二十日辰の刻だったという…。


















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SAXOPHONEという楽器があります。

英・仏ではsaxophone
日本ではサックス、サキソフォン、サクソフォン、サクソフォーンと呼んでますが、
この楽器が発明開発されたのは、
1840年代のこと。
ベルギー人のアドルフ・サックスさんが
考案しました。
他の楽器に比べると…ですが、
歴史の浅い楽器です。
バッハ、モーツァルト、ベートーベンの時代には存在しなかった楽器であります。
(サックスの歴史については以前の当ブログにも綴っておりますので参照ください)


かなり「ざっと」ですが、
ジャズと呼ばれる音楽においてですと…
ジャズは20世紀初頭にニューオリンズで発祥したと云われていますが、
その時期にはあまり使われていません。
アルトサックスよりはクラリネットが主に使われていましたし、
テナーサックスはリズム楽器の範疇を出ない使われ方といった具合に、
いわゆるニューオリンズ・ジャズには登場していませんでした。

サキソフォンがジャズの花形楽器になり活躍し始め、
ジャズになくてはならない楽器になったのは、
いわゆるスウィング時代からです。
1920年代頃からってことになるでしょうか。


先ずは、
Frankie Trumbauer(フランキー トラムバウアー)
(1901-1956)
という名前が登場します。

この人は白人で C melody saxophone という楽器の名手でした。
Cメロディサキソフォン(またはCメロサックス、Cメロ・テナーサックスとも呼ばれる)という聞きなれない楽器ですが、
1920年代にはよく使われていたようです。
現在では製造されていないというのが
なんとも残念なのではありますけれど、
アルトとテナーの中間…というべき音のサックスです。
機能や構造という点では現在製造されている各種のサックスにはとうてい敵いませんが、
優しく柔らかで美麗な音色の楽器でした。

残された録音が少ないCメロサキソフォン奏者「フランキー・トラムバウアー」の名がしばしば登場する理由は、
伝説の白人コルネット奏者
「ビックス・バイダーベック」
(1903-1931)
との素晴らしい録音が残っているからと、
テナーサックスの大統領
「レスター・ヤング」(1909-1959)
が多大な影響を受けた‥ということで知られているからです。

その美麗な音と演奏はレスター・ヤングだけではなく…

ジョニー・ホッジス (1906-1970)

ベニー・カーター (1907-2003)

ウィリー・スミス (1910-1967)

この3大スウィング・アルトサックス奏者にも多大な影響を与えています。




John Cornelius “Johnny” Hodes



ジョニー・ホッジスが、
フレッチャー・ヘンダーソン楽団で活躍した後に、
デューク・エリントン楽団に加入したのが
1928年のこと。
1950年代初頭に自身のバンド活動をするため、一時期退団していますが、
復帰した後は亡くなる1970年まで在籍しています。

エリントン楽団には欠かせないアルトサックス奏者でした。




スウィング・ジャズのアルトサックスでは、やはりなんといっても、
ジョニー・ホッジスが最高でしょうか。
一聴してすぐにホッジスの音だとわかる
美麗なその音色。
正にワンアンドオンリーってやつです。
史上最高のアルトサックスとも云われています。
昨今ではあまりお耳にかかれないスタイルかも知れませんが(古いって言われちゃいますが)、
アルトサックスの美麗さという点では、
アルトらしいアルトがこのスタイルかも知れません。

その後に続く、
アルトサックスの巨人
「チャーリー・パーカー」(1920-1955)
と、そして楽器はテナーですが、
一時期エリントン楽団にも在籍したテナーサックスの巨匠
「ベン・ウェブスター」(1909-1973)
この2人にも影響を与えました。







ジョニー・ホッジス
ベニー・カーター
ウィリー・スミス
この3大スウィング・アルト奏者のお気に入りのアルバムは、







HODGE PODGE

Johnny Hodes & His Orchestra

(epic)









SWINGIN' THE 20s'

Benny Carter

(contemporary)




ベニー・カーターは、
アルトサックスの他にトランペット、ピアノなども演奏し、
アレンジャーとしても活躍した人。
器用な分、少し大味と言いますか、
そんな印象の人なんですが、
このアルバムは好きです。
1958年に録音したアルバムで、
1920年代のヒット曲を演奏してます。
ピアノはスウィング時代の名手中の名手
「アール・ハインズ」ですが、
2人の共演はこれだけなんです。
なんとも粋な演奏を聴かせてくれます。

ベニー・カーターは、
96歳で亡くなったのですが、
90歳を過ぎてからも来日してました。
たしか、その時のライヴはテレビで放送した記憶があります。

ちなみに、
ピアノのテディ・ウィルソンやドラムのマックス・ローチなどは、
ベニー・カーターのバンド出身です。








STAR DUST

Lionel Hampton All Stars

(DECCA)




名曲「スターダスト」の歴史的名演として名高い「ライオネル・ハンプトン」のアルバムですが、
この曲で美麗なアルトサックスを聴かせるのが、
ウィリー・スミスです。

この演奏は、
ジャズなんて音楽をあまり知らない時期にラジオから流れてきたのを聴いて、
かなり痺れた思い出があります。
ホッジス、ベニー・カーターよりは、
あまり知られていない人ではありますが、
この3人の中では一番最初に覚えた名前が
ウィリー・スミスでした。
ただ、吹き込み記録が少ない人らしく、
「スターダスト」ばっかりでしたが(笑)
ウィリー・スミスがハリー・ジェームス楽団のアルトでもあった…ということを知ったのは、かなりあとになってからのことでした。

古いスタイルの演奏ではありますが、
ジャズのアルトサックスの代表的な演奏だと思います。














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