館山市議会議員「石井としひろ」のブログ -69ページ目

ワクチン検査パッケージが始まる

 
現在は落ち着いているものの、感染拡大傾向が見られた場合は、また行動制限がかかります。
 
飲食店などで、ワクチン検査パッケージの適用店舗になっておくと、規制が緩くなるようです。県が受付なので、自分も詳細はわかりませんが、飲食店などは登録できるなら、しておいた方がいいかも知れません。 
 

 

 

 

 
ちなみに、自分はオミクロンに対して悲観的です。重症確率が低くとも、感染力が高いと、2・4・8・16・32と患者数が青天井で増えていき、あっと言う間に医療がパンクするからです。直ちにどうこうということはないのですが、専門的知見が固まってくるのを待ちたいと思います。
 
 

 

 

小児のインフルエンザワクチンの接種に助成を行うべきだが、財政的には難しい

インフルエンザワクチンの予防接種を受けてきました。このワクチンは定期接種(無料)ではなく、任意接種(有料)なので自費で3,500円払いました。高齢者だと補助があるので2,000円で済みます。

コロナワクチンと比べてしまうと、それほどの劇的な効果はありませんので、自由選択の任意接種となっています。

インフルエンザが流行しやすい子どもの希望者には、市として補助をしたいところですが、財政難で実現の見込みはたちません。

ちなみに、移動パン屋が気になったので、買いました。


市議会の一般質問が終わりました。議会の監視機能でもあります。

市議会の一般質問が終わりました。自分は紙は1枚も持たずに、PCを使って行っていますが、途中で自動ロックになってしまい焦りました。ただ、アクシデントに備えて、タブレットも用意しているので、もたつきはありませんでした。

 


 

①民間委託について質問しましたが、図書館の指定管理計画案も含めて、コストカットにならず、サービス低下を招く懸念があります。民間委託という「手段」が目的化している状況が見えます。
 

質問が終わった後、他の何名かの議員からも「確かにね」という反応がありました。指定管理は議会の議決が必要なので、疑問を持つ議員が複数いると、計画を進めるのは難しくなります。無理筋の案件に待ったをかけることを議会の「監視機能」と言います。


②防災無線を投票日の呼びかけに使うことや、大きくない被災の場合でも安全メールを活用する話は、検討という答弁でしたが、前向きな感じがありました。


③第6波に対しての医療体制は、医師会とも連携ができており大丈夫そうです。ただ、医療は県の管轄なので、相変わらず受動的な感じは変わっていませんでしたが。

 

帰りに、副議長(議長代理)から、「議長席から見て、以前より細く感じた」と言われました。ダイエットの成果ありです。それでも、まだ90キロもありますが・・・

12月8日(水)、9日(木)は館山市議会の一般質問 11議員が登場

 


私の質問は、12月9日(木)の14時頃です。動画中継もありますし、現地での傍聴もできます。


昔は質問の当日の朝に、再質問の原稿を作っていたのですが、近年は前もって作るようになりました。疑惑追及も多かったのですが、最近では疑惑自体がかなり減りました。まぁ、疑惑だらけだったら、自分が「10年間何をやってきたのか?」と市民から追及を受けなければならないでしょう。あと、疑惑追及は、答弁する側も地獄ですが、こちらも寿命が縮みます。


今回は疑惑追及はないですが、民間委託については、市長執行部と見解が異なるので、やや対決型の質問になると思います。特に、「図書館の民間委託はありえない」というのが私の考えです。


ただ、自分も過去に民間委託に色々と賛成してきているので、過去を批判する気はありません。しかし、民間委託ありきは見直す必要があるというのが私の考えです。


質問は大枠で3つですが、


一 民間委託のあり方について

二 防災無線と安全安心メールなどの活用について

三 新型コロナウイルス感染症の医療について


二と三は平和に終わって、一の民間委託が長期戦になるでしょう。今回で終わらないと思います。


<私の質問原稿>

 

<11名の議員の質問内容一覧>

https://www.city.tateyama.chiba.jp/files/300363929.pdf


<YouTube本会議の生中継&録画>

 

12月はふるさと納税の駆け込み需要あり

ふるさと納税は12月は、控除を受けるために駆け込み需要が起きます。この時期のPRと、人気返礼品の在庫確保は大事だと思います。

また、ふるさと納税のサイトを見ると、腹が減ってきます。館山市よりもお腹が減るところはたくさんあるので、いかに物欲を刺激するかの工夫も必要でしょう。 


まぁ、国の制度としては批判を繰り返しましたが、とんでもない愚策だと思います。ただ、自分は合法である変な制度は、存在する以上は十分に活用する派です。

自分の住んでいる市に寄付しても返礼品は付きません。なお、議員は選挙区での寄付は禁止なので、館山市への寄付は行いません。

他市への寄付はいいのですが、議員をやっていると、他市への税金流出に勤しむのは気分が悪く自粛しています。他自治体へは災害の時の返礼品がない寄付しかしていません。

他自治体への寄付ですが、税金流出額の75%は国から補填されます。4千万円の流出があっても、3千万円は補填されます(実質1千万円の流出のみ)。だから、他自治体への寄付に罪悪感を抱く必要はありません。ただし都市部では補填がない自治体もあり、東京23区などは怒っています。

一般論として、公務員はふるさと納税を活用している人が多いという説もあります。守秘義務があるのでエビデンスはなく、都市伝説かも知れませんが、大いに結構だと思います。ふるさと納税制度の研究にもなりますし、全国で寄付者が増えれば、巡り巡って自分の所属する自治体も財源が増えます。もし悪いのなら、それは制度を作って変えない人たちです。

定期化している相浜・巴ビーチクリーン。何もしないと海岸はゴミだらけになる

今朝は相浜・巴ビーチクリーンに行ってきました。私は初めての参加ですが、人数が多くて慣れている感じがしました。


 

第一日曜という形の定期開催です。定期は珍しいと思います。もともとは不定期でやっていたのを、定期に変えたとのことです。

たいていのビーチクリーンは企画者(責任者)の都合の良い日に人を集めてやっています。慣れてきたら定期化するのもアリだと思います。ただ、企画者は大変かも知れませんが。

 



波が強い場所なのか、砕けた缶が多かったり、竹が多い感じがしました。これでビーチクリーンをする人がいなかったら、ゴミで大変なことになっているのではないでしょうか。

 

 

館山市でグリーンスローモビリティの実証運行

西岬地区で12月下旬からグリーンスローモビリティ(時速20キロ以下の低速車両)の実証運行が行われます。これは民間主導の計画ですが、事業者・住民・自治体が一緒に進めて行くものです。


そのオープニングセレモニーと勉強会に参加してきました。
 


自分も運転させてもらいましたが簡単で、ボランティアでの運行が可能です。



公共交通は、やはり「鉄道・バス・タクシー」という通常の高速運行が重要であることに変わりはありませんが、細い道をゆっくり入って行くのは小回りの効く低速車両が向いていますので、導入の検討は大事です。

 
この低速車両は、単なる「移動」の手段だけでなく、利用者同士の会話が生まれるなど「交流」の手段になります。また、観光客に乗ってもらう公共交通としても有効です。

ただ、費用はかなりかかります。ですから、全国でも通常運行として実現しているのは10程度という試行錯誤の段階です。

12月1日にオスプレイが館山に突然、飛来していた。夜間に市街地、騒音あり

 

 

 

国防は国の管轄ですが、市から北関東防衛局にお願いしていたのは、

 

「くる場合は事前に連絡してほしい」「市街地を飛ばず、海の上のルートにしてほしい」「騒音で迷惑をかけることはやめてほしい」

 

ということなのですが、全然配慮されず、突然、12月1日夜に市街地を飛んできて、また夜間に騒音がうるさくクレームもあったそうです。市は抗議したとのことです。

 

やはり、米軍らしいなと思います。もし自衛隊だけでの飛行なら、こんなことはなかったと思います。米軍は日米地位協定により、日本国内で治外法権的な位置づけなので、何でもありなのです。日本国憲法の上に存在する無敵の人たちということです。

 

そして、当たり前ですが、本質的にアメリカの軍隊なので、アメリカ防衛のために存在し、日本人を守ろうという意識は希薄でしょう。自衛隊なら、住民に迷惑をかけてはいかん!という意識が強いですが、米軍は希薄だと感じます。

書評 「パラシューター」 細野豪志(代議士) 2003年発行。 選挙ノウハウの優れ本だが・・

変わったマニアックな本を読んでしまったのですが、選挙に関心がある人には興味深い内容です。地縁血縁なし・知名度なしの細野氏jが28歳の時に挑んで勝った2000年の衆院選の話です。

 

 

 

 

弱い新人候補は、ベテランの対立候補が強くて、縁もゆかりもない土地に「落下傘」のように降り立つことから、本のタイトルはパラシューター。本人は、これから選挙に挑戦する人達のための経験談を書いたということですが、役立つと思います。

 

ポスターを貼りまくったり、戸別訪問をしたり、伊豆半島歩いて一周パフォーマンスをしたりと、今も昔も選挙は「体育会的」で変わっていないなという印象でして、まぁいい根性しています。確かに勝つためには、このくらいの突撃精神がなければ厳しいものがあります。あと、保守3分裂で漁夫の利を得たという面もありますが、執念と良い意味の勘違い(楽観的)に加えて、困難な選挙を勝つには運も必要です。

 

細野氏は、「不倫キス事件」「5千万円の政治資金不記載事件」「民主党系なのに改憲論を雑誌に投稿して、いづらくなって希望の党に流れる事件」「裏切って自民党に入党事件」と色々とハレーションを起こしてくれていますが、彼の原点とこうなる未来を予測できる文章になっています。なにしろ、民主党から出た理由は、そこしか出れる政党はなかったというもの。とにかくパワフルで打たれ強い人です。選挙に強いのもわかります。

 

これを読んで選挙に出たいと思う人は候補者に向いていると思います。一方、政策はほとんど書いていないので、選挙に興味のある人にしかお勧めできません。

 

まぁ、彼の変節も政界ではよくあることだなぁと思います。だんだんと、他人の変節は「しょうがないよな・・」と感じてしまう自分が居ます・・

観光DMO(観光地域づくり法人)は館山市でも設立すべきだと思う

 

今日の午後は観光政策の勉強会に出席しました。

 

 

13時30分から始まりまして、私は第二部も出たので18時近くまで、質疑応答も含めて興味深い講演会でした。

 

 

プログラムによると「第一回研修」ですが、3月にも今回の前段階の講演会がありました。今回も講演された山田桂一郎氏のお話を聴いています。

 

山田氏は「観光立国の正体」という著作があります。

 

 

この本では、スイスの観光政策を紹介していまして、

 

 

自分が印象に強く残っているのは、

 

1 高価格の客層をターゲットにしている

2 地産地消(地域内循環)なので、地域外に利益が逃げない

3 観光客への課税がある

 

という優れたシステムが確立していることでした。

 

特に3の課税は重要です。日本では京都市や箱根町など観光地の財政は軒並み悪化していますが、その理由は「課税」が足りないからだと私は考えています。

 

館山市では入湯税(温泉に入る時の課税)がありますが、さらに宿泊税を取るのは無理があるでしょう。

 

ですからやはり、政策的には「高価格」を目指し、地産地消(地域内循環)は進めたいものです。

 

 

さて、3月の勉強会と今回12月の勉強会の間に、議員のなかで出られる人だけで自主勉強会も行っているので、自分としては3回目の勉強会のような気持ちです。なお、来年2月にも山田氏には来ていただいて、さらに煮詰めた勉強会が開催される予定です。(なのでワークショップは来年2月になりました)

 

 

この一連の勉強会には政策的な実現目的がありまして、それは館山市で観光DMO(観光地域づくり法人)を設立することです。

 

 

従来の観光政策だと集まりが観光関係者だけになりがちで、集まりには人を運ぶ交通事業者が入っていなかったり、農業や漁業の関係者がおらず体験観光が進まない傾向がありました。観光政策の参加者を狭い関係者だけのものから、広い関係者にするということです。

 

また、観光政策をより実践的・現実的にしたいという狙いもあります。

 

そして、観光庁が観光DMOの設立を推進しています。全国では約300の観光DMOが設立されています。市町村単独のところもあれば、いくつかの自治体にまたがる広域で設立しているところもあります。また、県で設立することもあります。

 

 

なお、近隣市だと、鴨川市と南房総市がもう設立しています。これは近隣との連携のためにも館山市でも設置すべきです

 

観光協会が観光DMOになることもあれば、協会はそのままで別法人を作る形もあります。どちらの形式もありですが、協会とDMOの役割分担はしっかり決めておく必要があります。

 

市(行政)の観光部署との役割分担ですが、

 

行政:「方針」「施設などハード整備」

DMO:「戦略」「事業は何をするかというソフト面」

 

となります。なるべく行政の役割は控えめにして、DMOに任せた方がいいようです。財源については、当面は市町村行政からの補助金が必要だと思います。市町村職員から出向者は出さなくてもいいのではないでしょうか。いずれは、DMOは補助金なしで完全に独立し、自主事業で収益を賄えるようになるのが理想です。

 

 

特に、DMOを作る以上は、「行政」「商工会議所」との事業のダブリはなくしたいものです。同じことをやるのは、人員と財源の無駄遣いです。こうしたダブりをなくすのもDMO設立の目的です。