レフェリング -Lows of the game- [DVD]
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平常心 サッカーの審判という仕事
上川 徹
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一人の審判、そしてジャーナリストとして、Jリーグを中心にレフェリングを斬っていきます。
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2012-02-14

リーグアンも基準は変わらない

テーマ:ブログ

■フランスリーグアン201123節 ニース×パリサンジェルマン バルトロメ・バレア主審評:2




今季、9試合の主審を務め、レッドカード3枚、イエローカードを39枚出した38歳の若手主審。


3分、足をひっかけたニースのファウル。5分にも同様にファウルをとる。7分にも背中にチャージしたため、ファウルをとったように、基準はJリーグとなんら変わらない。


9分のシーンは、ファウルを貰いに飛んだためノーファウル。

10分には、足にスライディングタックルしたアブリエルに注意を与える。アブリエルも、審判に“悪かった。でも故意じゃない”とコミュニケーションをとる。良い関係ではあったが、ファウル自体は警告でもおかしくないシーンだ。


18分、ネネがアフターで足の裏をみせてアフターでチャレンジしたため、まずは争点からネネを離してカードを与えようとするが、この一瞬の間で、ニース選手たちがネネに詰め寄ってしまう。

結果論でいえば、厳しく笛を吹きながら、カードを出して近付いていった方が、混乱がなかったように思える。そのカードの判定でニース選手たちのガス抜きになる。


24分には異議でマケレレが退席となるが、アンチェロッティ監督の身代わりとなった格好だろうか。なにがあったかわらかなかった。34分、足を遅れてキッキングしたシソコに警告。

44分のコンタクトはファウルもとれそうだが、ボールに対するフットボールコンタクトということでノーファウル。




迎えた49分。

FKからのクロスに対して、ポジション取りでモッタがあきらかにホールドするがノーファウル。

>>>続き・コメントへの返答。その他の試合やJリーグ担当審判員取材記など審判コンテンツはFBRJwww.fbrj.jp)にて






著者プロフィール:石井紘人 Hayato Ishii
サッカー批評
、週刊サッカーダイジェスト、ジュニアサッカーを応援しよう をはじめ、サッカー専門誌以外 にも寄稿する。Football weekly 中学サッカー小僧 で連載を行い、Football Referee Journal を運営している。著作にDVDレフェリング 』。各情報はツイッター: @FBRJ_JP

2012-02-12

イブラヒモビッチの狡猾で悪質な行為

テーマ:続きはFBRJ

■セリエA201122節 ACミラン×ナポリ ニコラ・リッツオーリ主審評






オスカーデルカルチョの年間最優秀レフェリーに選ばれたFBRJでもお馴染みのリッツオーリ主審。


4分、イブラヒモビッチがPA内で倒れたシーンを、良い角度、争点から互いにボールにプレーできているのをしっかりと見極める。5分のアバーテのホールドもしっかりとるなど、名に恥じぬレフェリングでコントロールしていく。

11分にも、クサビに対して裏から不用意にチャージしたミランのファウル。
13分、アフターで足にスライディングタックルしたファンボメルに警告。無謀なチャレンジは許さないという基準を示す良いカードマネジメントだ。
16分には、浮いたボールのコンタクト時に裏から足を出したファウルを続けてとる。17分には“ロビーニョにトラップがハンドではいか”と異議を唱えるナポリ選手に、逆に近づき怒ったように“強く”突き放す。確かに、ハンドにも見えるトラップだったが、自分の判定への自信をマネジメントにて表現する。

22分のセードルフが倒れたシーンは、副審の目の前だったため、副審に委ねたのだろう。リッツォーリ主審のポジショニングをみると、あきらかにチームを意識した動きをしている。

ここから、ナイスジャッジが続く。
31分、CKからのパスをPA内でロビーニョが受け、振り向こうとした所で倒れるが、ファウルを貰いにいったということでノーファウル。32分のセードルフの腕を挟んだホールドもよく見極めた。遠めの映像ではシミュレーションに見えたくらいだ。

39分、バウンドしたボールをヘディングしたファルアーノの頭に、足裏をみせてチャレンジしたセードルフに警告。笛を威圧的に吹きすぎず、争点にはすぐに駆け寄る。セードルフに謝罪の気持ちがあったのを見抜いた笛の吹き方、かつナポリ側がやりかえさないようにすぐに間に入る良いマネジメントである。

後半に入っても基準は変わらない。

46分にはアバーテのホールドをとる。60分のカバーニへの警告は二度目の異議ということか。TV映像では確認できなかった。


妥当な判定で迎えた62分。


>>>続き・コメントへの返答。その他の試合やJリーグ担当審判員取材記など審判コンテンツはFBRJwww.fbrj.jp)にて




著者プロフィール:石井紘人 Hayato Ishii
サッカー批評
、週刊サッカーダイジェスト、ジュニアサッカーを応援しよう をはじめ、サッカー専門誌以外 にも寄稿する。Football weekly 中学サッカー小僧 で連載を行い、Football Referee Journal を運営している。著作にDVDレフェリング 』。各情報はツイッター: @FBRJ_JP




2012-02-10

柳沢とトーレスに同じ影が見える

テーマ:続きはFBRJ

2011プレミアリーグ第24節 チェルシー×マンチェスターユナイテッド ハワード・ウェブ主審評




「トップレベルの試合ではトップレベルの審判を求めたい。今日の審判はそうではなかった。失望するのは、ジャッジが結果を左右したことだよ」

ビラス・ボアス監督の言葉は決して大袈裟な中身のない批判ではない。





30秒、チェルシーのキッキングをしっかりとる。1分にも、エブラの足を引っ掛ける格好になったため、ファウルをとる。国際審判員らしい厳しい基準だ。

5分には最初のセットプレーでポジション取りに注意を与える。厳しさを伝えるマネジメントだ。

8分のヤングがPA内で倒れたシーンはシミュレーションでもおかしくないが、一応コンタクトはあったため、シミュレーションはとらず。とはいえ、倒れた時にボールを抱える格好になったため、ハンドはしっかりとる。あからさまに、ボールを抱えたわけではないため、懲戒罰の適用はしなかったのも妥当だろう。



難しい試合になりそうな雰囲気はなかったが、突如として大きな判定が二つ起こる。



まず、9分。

トーレスへのラファエルのカットは、蹴り足を引っ掛けたようにも見えたが、ボールにプレーでき、かつトーレスがファウルを貰いにいったと判断したのかファウルをとらず。立ち上がりの基準を考えると、ファウルにも思えるが、ギリギリの判定か。




さらに、10分。

ウェルベックが倒れたシーンも、あえて足を残して、ファウルを貰いにいった感があったということでノーファウルとしたのだろうが、これはファウルをとる審判員もいる微妙な判定で、私ならファウルをとる。



石井紘人のFBRJ無料版blog 週刊審判批評 ~http://www.fbrj.jp


議論としては、ファウルどうこう以上に、PAの外か中かではないだろうか。

ファーガソン監督が怒るのも無理ないシーンだった。





>>>続き・コメントへの返答。その他の試合やJリーグ担当審判員取材記など審判コンテンツはFBRJwww.fbrj.jp)にて




それにしても、シドニー五輪予選時の柳沢敦と、現在のフェルナンド・トーレスがだぶって見えてしまう。どちらも好きな選手だけになのかもしれないが、私以外にも、そう見える人はいるのではないだろうか?






著者プロフィール:石井紘人 Hayato Ishii
サッカー批評
、週刊サッカーダイジェスト、ジュニアサッカーを応援しよう をはじめ、サッカー専門誌以外 にも寄稿する。Football weekly 中学サッカー小僧 で連載を行い、Football Referee Journal を運営している。著作にDVDレフェリング 』。各情報はツイッター: @FBRJ_JP

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