ところで筋肉が一番疲れやすいこととはなんでしょう?
答えは動かないことです。
例えば30分間じっと立ったままでいるのと、30分間ウロウロ歩くのとどちらが辛いですか?
筋肉は動いてこそ血液の循環が生まれ(筋肉ポンプといいます)酸素や栄養が供給され、また老廃物が押し流されます。
そうすると首の周りの筋肉は大変辛い仕事をしていることになります。
重い頭をじっと支え、あまり大きく動かされることもありません。うつむいたりすれば頭は傾き、それを支える為に首の後ろの筋肉が緊張します。
疲れが溜まると筋肉は硬くなってしこりを作り、血流が悪くなって疲労物質が蓄積されます。
頚椎に歪みがあればなおさら筋肉に負担をかけます。首の上部に問題があると頭痛、めまい、目の疲れなど、下部に問題があると手のシビレ、だるさなどが出現することがあります。
この悪循環を断ち切らなければなりません。筋肉のしこりを取り去り、頚椎に歪みがあれば矯正します。また、仕事の合間などに簡単な首の運動をする習慣をつけましょう。