MVM 代表 石田希世士のブログ

『農産物業界のEXCELLENT COMPANY』を目指す経営者のブログです。


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今月の月刊誌致知のテーマは「腹中書あり」。  偉大な思想家であった安岡正篤氏が座右の銘としていた”六中観”の言葉の一つ。


人生には自分の信念・哲学を養う書、人生の危機に際した場合に言葉を求める書、すなわち座右の書が大切であるとの教え。


このたびは経営者の代表としてAOKIホールディングの青木会長やグロービス経営大学院学長の堀義人氏が、我が人生の「腹中の書」を紹介されていました。 


お二人ともフィロソフィ-を持って経営に取り組んでおられる・・・不肖、私が好きな経営者のタイプです。


グロービスの堀氏が選んだ書は「代表的日本人」と「修身教授録」。 この方は大変な読書家で毎年数百冊以上の本を読まれているようです。  


特に転機であるグロ-ビスを立ち上げた30歳前後は2000冊もの本を渉猟し自身の人生観・仕事観などを定めていかれたとの事。 
  

「修身教授録」は、私にとっても座右の書で自宅の本棚の真ん中にある。  もう一つの座右の書と挙げられた「代表的日本人」は堀氏自身がこれまで百回以上読みこまれて来たとの事・・・そこまでの名著かと思い早速アマゾンで購入。  


(同書では)明治の思想家である内村鑑三氏により西郷隆盛・上杉鷹山・二宮尊徳・中江藤樹・日蓮など日本が誇る偉人達の生き方や人柄が描かれています。
 

まだ半分も読んでいませんが実に深みのある内容・・・私にとっても人生を指南してくれる書となりそうです。  


背広の行商からスタートし紳士服専門店を一代で東証一部上場企業まで育て上げたAOKIホールディング会長の青木氏と東洋思想研究者である田口氏の対談も面白い内容でした。


青木会長の「腹中の書」は中国古典である「老子」「孟子」など・・・65歳を越えても益々勉強に余念がないご様子。  


この方の信条は「一生勉強・一生挑戦・一生謙虚」。  大変含蓄のある言葉。 勉強と挑戦そして謙虚な態度も年を経ると難しくなってくるように思うのですが、高みに上がるにはそこを乗り越えなければならない・・・・。


青木会長は、周囲の経営者で勉強をやめた人達が急に衰えたり、あるいは病気にかかるそして好調だった会社がまもないうちに倒産した事を目の当たりにされたようです。


孟子の告子章にある 「憂患に生じて安楽に死するを知る」(人間は憂患の中にあってこそはじめて生き抜くことができる。 安逸にふければ必ず死を招く)も紹介されていました。 


不肖の経営者の心中も憂患ばかり・・・この精神状態からいつかは脱っしたいという思いがありますが、真剣に経営に努めるうちは安逸にふける事は出来ないものと覚悟が定まった気がします。    



 

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『「理」と「情」の狭間 大塚家具から考えるコ-ポレ-トガバナンス』を読了。  一年前に世間を騒がした父娘の経営権の争いはまだ記憶に新しい。 


この本の著者はどちらの肩も持たない立場と主張つつも全体としては現社長である久美子氏側を擁護しているように感じました。


同書によると、久美子氏は今回の騒動を父娘あるいは大塚一族(父・長男VS四人姉妹兄弟)の権力争いという点で世間が関心を寄せてる事に対し相当嫌悪しているようです。  


久美子氏の主張は今回の騒動は骨肉の権力争いではなく、経営のスタイルを巡っての両者の対立であったと。  


まずは、強烈なカリスマリ-ダが率いる個人商店のままでいるか、合議制を志向した企業経営への道を進むか・・・・久美子氏は自分が指揮を執るまでは大塚家具は創業者である大塚勝久氏の実質的な個人商店だったと言い切っています。 


取締役は大塚一族でほぼ一色・・・創業者は筆頭株主でもあり絶対的な存在。 誰も意見できない状況だったと。 


大塚家具をガバナンス(企業統治)が機能した真の上場企業へ導く事が社会的な信用を高める。 そして(ガバナンス強化が)業績回復につながる一手にもなると考え社外取締役の導入など改革を進めたところ創業者との大きな対立を生んでしまった。


また、創業者が作り上げた会員制などの大塚家具独自のビジネスモデルを時代に合わなくなってきたと否定し始めた事も対立の大きな火種となりました。  


確かに業績の推移をみると創業者が経営されていた時代からダウントレンド。 顧客アンケ-トなど調査資料も専門家を入れ緻密に分析した上での結論だったようですが・・・・・。


不肖、私には久美子社長の手腕がどれほどのものなのか・・・・現時点ではよくわかりません。  上場企業のガバナンス強化は必要ですが、それで企業内のモラルが担保出来るとは限らない。 最近の東芝や三菱自動車の不祥事を見ても明らかでしょう・・・。


仕組み作りだけでは体質は変わらない、社風や企業文化を変えていかなくては・・・・不肖、私が盛和塾で学ぶ理由の一つがそこにあります。


またビジネスモデルについても現在の大勝家具のどこに強みや競争力があるのか今一つわからない。


大手のイケアやニトリなどの低価格路線組とカッシ-ナなどの高級家具卸のまさしく狭間にある同社が今後、どのような経営・販売戦略を進めていくのか大変興味があります。


久美子社長が周囲の雑音をシャットアウト出来るのは業績のみという事でしょう。 


短期間ではなく中・長期に亘りしっかりとした業績を叩き出し企業価値を大きく高める・・・そのプロセスの中で経営者への信頼や評価が固まっていくものだと考えます。

 

最後に、(再度となりますが)不朽の経営書と云われる『プロシェッショナルマネジャ-』から・・・


会社とその最高経営者と経営チームは業績(PERFORMANCE)というただひとつの基準によって評価される。 


スピーチも、昼食会も、晩餐会も、会議も、公共への貢献も、有力者や要人たちとの親密な関係も、すべて忘れさられ、残るのはただ会社とその業績の記録だけだ。


業績というものを考える時・・・・変化してやまぬビジネスの世界で長期にわたって持続する、そういった種類の成長と実績である。



「理」と「情」の狭間 大塚家具から考えるコーポレートガバナンス/日経BP社
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このたびの熊本大震災にて被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 


熊本県は北海道に次ぐ国内野菜の生産拠点でかれこれ20年以上お世話になっている(弊社にとって)重要な産地でもあります。 一刻も早い復旧を願うばかりです。


これまで水・食料などの支援物資を被災地にお届けしましたが、我々ができる支援の最たるものは(被災地を)ビジネスでしっかりサポ-トすることだと考えています。 


メディア等を見ますとスポ-ツ選手はプレ-で、ミュ-ジシャンは音楽で、芸術家はア-トで・・・とそれぞれが自身の専門分野で被災地を元気づけようと活動をされています。 


弊社の専門は農業ビジネス。 熊本の生産者から届く作物をしっかり買い上げ販売する。 生産者の皆さんからこれまで以上に信頼感を得るよう尽力しなければと考えます。 


今回の地震で痛感したのは、日本は地震大国でありどこにいようとも震災リスクがある事。 5年前の東日本大震災の際にも考えた事ですが、この国の経営者は震災に対するリスクマネジメントを講じておかなくてはなりません。


産地・販路の分散化や資金・保険・物資などの備えも大切だと改めて痛感した次第です。  





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