ワイシャツはクリーニング屋に出すと何故パリッとして仕上がるのかな | 年間シミ抜き4900点のクリーニング屋さん☆シミ抜き修復師だから知ってるお役立ちブログ

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パリッと仕上がる理由とは
その理由は、しっかりと効いている糊なんですね。

洗濯糊剤とは、だいたい今から説明するこの2種類かブレンドなんです。


天然糊では、コーンスターチと言われるものが多く、最近ではタピオカ(ジュースに入ってるでっかいツブツブのやつと同じ)等もあります。


合成糊ではポリ酢酸ビニルが最も使用されています。





天然糊とは
コーンスターチはそのままですね。

トウモロコシから出来たデンプンです。硬さや浸透性が良く、糊落ちも良いです。


市販のスプレー等では、天然素材のデンプンを加工して使用した、糊剤が使用されている物もあります。







↓↓↓市販されている、スプレー糊です♪






おはようございます、『三度の飯より、シミ抜きが好き』 でお馴染みのクリーニングISEYA代表 『のぼっち』 こと、おのうえです、毎度!


はい、今回は糊について語ってます♪






合成糊とは
ポリ酢酸ビニル(酢ビとも言われる)です。

少量でも熱によく反応して、硬く仕上がります。

これに水で乳化させたのが、木工用ボンドですね。

そりゃ良くくっ付きますね~、だからもちろん取れにくいです。





その他の糊


CMC(カルボキシメチルセルロース)
パルプを原料として作られた、粉末状の水溶性高分子物質で、再汚染防止効果があり、洗濯物に再度汚れが付着するのを防ぐので、白さが際立ちます。


あと、糊剤としても使用されます、そういう意味ではCMCは天然糊に近いですね。




PVA(ポリビニルアルコール)
ポリ酢酸ビニルを作る時にも、使用されています合成樹脂です。


ホームセンター等の、洗濯コーナーで売っている液体タイプの糊剤は、だいたいが、このCMCかPVA(ポリビニールアルコール)の2種類があります






↓↓↓ホームセンター等で、購入可能です♪



↑↑↑ 左がPVAで 右がCMC






どちらを使った方がいいの?
どっちが良いかは、使用者のお好みになりますね♪

パリッとして硬くて、持続するのがお好きならPVA!

張りはあるけど、ソフトな感じで洗うとしっかり落ちるのが良いならCMC!



ぼくは断然CMCですけど、クリーニング屋なので市販のスプレーや、液体じゃなく、天然糊使用のウチでクリーニングしてます(当たり前やん(笑))


こだわりのクリーニング屋で使うタピオカは、天然なので液体の状態では長時間保存は出来ません。ですので毎回洗う時に、粉を水に溶いて、沸かして作らないといけないのです。






↓↓↓コナ状態の天然糊♪






結構手間暇かけてます
クリーニング屋は、その糊が付いたワイシャツを半乾きの状態で、高温の鉄板でプレスするので、糊が瞬時に固まり、パリッとした硬さをキープ出来るのです。


硬さの持ちは、糊の種類によって変わります。








糊が付いてるのがイヤな方には、糊無しのコースも用意しております♪


ではでは~





糊はガチガチが好きだよ!と言う方も
薄糊がいいよね♪と言う方も
ポチッとヨロシクお願いいたします
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