『ヒロシ』#26
このクラスの優等生『ヒトシ』実は二つの顔を持つくせ者であった
特に女子のいる前では誰にも平等に社交的であり裏ではさり気なく悪態をつく人間だった
実は以前話していた『キモシ』とはヒトシが広めていたのであった
ヒトシもヒロシと一文字違いという事で周りからいじられる事もありウンザリしてたのだ
ある日ヒトシの周りでヒロシの話しになり
「!?ああ、キモシのこと?」
ヒトシは思い出したように発した
「キモシ?」
「今みんなそう呼んでるらしいよ?」
「プッ!傑作ピッタリじゃん!」
ヒトシは手を汚さず笑いをとって『キモシ』を広めたのであった
しかしヒロシに対してはいつもどうりに『ヒロシ』と呼び優等生を演じるのであった
そして『キモシ』こと『ヒロシ』の暗黒の時代は始まる。
つづく