数年前を振り返る ~己の進化を客観視 一流は一流を知る 吉川メソッド~ | 平成の侍 町井勲オフィシャルブログ『居愛道』Powered by Ameba

数年前を振り返る ~己の進化を客観視 一流は一流を知る 吉川メソッド~

数年前を振り返る ~己の進化を客観視~


ふとした用事がきっかけで、数年前の稽古の様子を納めた写真や動画を観る。

まず驚いたのは自分の体形!

なんだこのブタは!!

思わずそう叫びたくなるほど太った自分が写っている。


酒が好きで毎晩ビールや焼酎、日本酒など、様々なアルコールを楽しみ、食欲のままに炭水化物を摂取し続けた結果があの頃の体形。

当時の僕自身も己の体形がデブだと言う事には気付いていたが、毎日見慣れている自分の姿だけに、その肥満度に気付けないでいた。
一種の麻痺状態だ。

夏場になると少し歩くだけで汗だくになり、股ズレを起こしては軟膏を塗る生活。

正直、居合に関しても腹が邪魔で思うように動けない有様。

抜付の正確性も衰えてきた感が否めなかった。


この体形を晒したくは無い。愚息に跡を継がせ、自分は引退して人前に出ないようにしよう。


そう思っていたのですが、これまた巧い具合にと言いますか、愚息達は居合離れを起こし、結局オファーが来れば、僕自身が醜い身体を引きずって収録に臨まなければならないことに。

これでは本当にいけない!

絶対痩せてやる!

そう強く思い、ジョギングやサイクリングなど、有酸素運動をしたのが間違いでした。

後に知りましたが、有酸素運動はリバウンドしやすい体質にしてしまうのだそうです。


思うように食事制限もできず、少し我慢すると数日後には堰を切ったようにドカ食い…
リバウンドを繰り返すばかりでどうしようもなく、これはもう、プロのトレーナーに身体の作り方を教わるしかないと一念発起。

極真空手の松井章圭館長や、唐沢寿明さんとの御縁から、吉川メソッドの吉川朋孝先生とは面識がありましたので、悩みに悩んだ末に今年1月から3ヶ月間、身体の作り方を徹底的に叩き込んで頂きました。

唐沢さんからも

「吉川メソッドはキツイですよ」

と聴かされていましたので、かなり不安はあったのですが、大枚はたいて取り組むからには、弱音は吐くまい。吉川先生には

「トレーニングで泣き言を言うようでしたら、殴ってもらっても構いませんので、ビシバシしごいてください。」

と、お願いしたほど今回は気合を入れて臨みました。


「食事はカロリーを気にしないでどんどん食べていいですよ。」

以外な言葉に驚きましたが、減量にNGとされる食べ物を外せば、たくさん食べたのに体重は面白い程減って行く。

トレーニングは本当にキツイ。

僕の場合、関西から東京へ週一で通ってのトレーニングだったため、本来だと1コマ50分のトレーニングなのですが、一回2コマ計100分続けてのトレーニングでした。

しかし激しい運動を100分間続けるのではなく、引き締めたい箇所にだけピンポイントで効く筋トレを、たった10回行うだけなのです。
たった10回だけなので、キツくてもこなすことが出来ます。

減量が停滞期に入るとカロリー計算しながらの食事に切り替わるのですが、炭水化物を摂りたくて仕方なく、吉川先生に泣き付いてしまったことが一度ありました。

吉川先生のご機嫌を窺がう様な感じで

「先生、これ(写真をSNSで送信)、ちょっとだけ食べたらダメですか?」

と問うと、檄が飛んで来るかと思いきや、

「いいですよ。町井さんが食べたければ。僕は止めませんから。」

やったー! 炭水化物を食べれる!
と喜んだ矢先、吉川先生から眼を覚めさせられる一言が…

「でも町井さん、過去最高の自分を作りたいんでしょ? 僕は止めませんから町井さんが食べる方を選ぶか、最高の自分を選ぶか決めたらいいですよ。」

ハッと我に返り、弱音を吐いてしまってすみません。と、くだらない相談をしたことを謝罪して気持ちを新たに身体作り後半戦を戦い抜きました。


太りに太り、貫禄がついたを通り越した体形になった僕(写真中央)


↓一念発起してトレーニングに勤しむ僕



吉川先生直々のトレーニングは、とてもキツイが達成感があり、ハンパ無く楽しかった。


徐々に若かった頃のような引き締まった身体に変化していく自分の姿を客観視できるのが、一ヶ月毎に行うパン1での写真撮影。

流石に無様な姿を公開するほど根性はないので、ここでは控えさせて頂きますが、とにかく変わった。


上半身だけサービス(笑


さて、表題にもあります

「一流を知る」

についてですが、吉川先生考案の吉川メソッドを皮切りに、様々なトレーナーさん達が吉川先生が公開した技術を基に、パーソナルジムを展開してきました。

既に価格競争も始まっているようで、通い易い価格でトレーニングを引き受けてくれるトレーナーさんも増えています。

通い易さや価格のことを考えれば、関西でトレーナーを探すのが吉なのですが、どうして僕は東京に通ってまで吉川先生を選んだのか?

それは、一流のトレーニングを知りたかったからに他ありません。

一流の中でもTOPクラスの思考とノウハウは、その人からしか学べないことを、僕は刀剣研磨の世界のみならず、居合や古武術を通じても痛感してきました。

ただ一流でTOPクラスと言うだけではいけません。
その技術を的確に他人に指導できる力を持つ人でなければ
、短期間でその技術を学んで身につけることはできないと考え、トレーニング料金が日本一高いと言われる吉川先生を選んだのです。

3ヶ月間の短期集中トレーニングを終えた今も、自発的に週一で自己トレーニングを行っています。
筋トレが趣味?の次男を連れて。

昨日も親子でプチ吉川メソッド!!

次男は

「キツイ! キツイ!」

と、今まで自分でやってきた筋トレとは異なり、たった10回なのにこなすことができない吉川メソッドのトレーニング法に毎回驚いていますが、僕はと言うと…

吉川先生がいないトレーニングに不満が募っています。

教わったトレーニング法を実践しているのに、不満なのです。
何故か? 的確に効いていない感が拭えないからです。

居合や古武術では、たった1ミリの誤差、たった1度の角度の誤差で業(わざ)がかかりません。
馴れ合いの稽古をしていると、業が不十分でも相手が受身をとってくれるので、誤差が生じていることに気付けないのです。
そうした自分に甘い、いえ、受けも含め互いに甘い稽古をいくら回数をこなそうとも、本物の業には至りません。時折ドラクエのように会心の一撃として、たまたま全ての条件が合致した時にだけ、本物の業が成立する…みたいな。

一方、たった1ミリの誤差、たった1度の角度の誤差すら起こさぬよう、全神経を集中して行う形稽古は、たった1回の稽古であっても、馴れ合いの稽古100回より意味があります。

筋トレの世界も全く同じで、たった1ミリのズレで効かせたい筋肉に効かせることができません。ズレを生じた筋トレを100回やるよりも、1ミリのズレすらない的確な筋トレを10回だけ丁寧にこなすことが大切なのです。

ただ、この1ミリの誤差を修正するのは、正直自分自身だけでは無理。
正しい、理想的なフォームを会得するには、武術と同じく長い道のりが必要だと痛感しています。

だからこそ、僕は自分の筋トレに満足できず、今も尚、吉川メソッドに通い続けたくて仕方がないのです。
残念ながら距離や時間、金銭的にもそれは叶わないのですが、短期集中トレーニング終了後も、吉川先生とは親しくお付き合いいただいており、何かとアドバイスも頂戴できていることは、何よりも得難い宝と感じています。

価格は日本一高いというだけあって、どうしても開始するのに躊躇していまうでしょうが、価格相応に技術も実力も日本一であることは僕が実際に体験してみて保証できます。

どうしても自分自身ではトレーニングに限界を感じていると言う方、清水の舞台から飛び降りる覚悟を決めて吉川メソッドを訪ねてみてください。

自分に投資するその金額、けしてお高くはないと納得できるはずです。


※吉川メソッドに相談に行かれる際には、「町井さんのブログを見て…」と言っていただければ、多少は厚遇措置があるかもしれませんよ?

ねっ 吉川先生(笑