放置していた記事が残っていたので、アップ。
今年の2月中旬に書いていた記事。
なかなかタイミングが合わずに延び延びになってた。
初めて社会に出た頃、まだ精神的に幼かったりしていたのもあったのだろうけれど、
人間関係だとかで色々悩みまくってて、安定剤もらうまで体調を崩したことがあった。
その当時、元気をもらっていたのが米米CLUB。
会社帰りに立ち寄っていたゲームセンターにジュークボックスがあってね、
そこでなんとなく100円を入れて、見てみたのが下の映像だった。
心が弱って、この世の中に楽しい事なんて一つもないんだって思っていた時、
大きな画面に映し出されたこの映像は、リアルな世界でドロドロになっている自分の真っ黒な心を、真っ白な夢の世界へ連れて行ってくれたようだった。
子供の自分が大人の世界を知って、大人の嫌な部分もいっぱい見て、色々と戸惑っていたんだと思う。
大人の世界では生きていくのはツライことばかりなのに、
画面の中の彼らは演奏しながら跳んだり踊ったり…大人であるのに無邪気に笑っていた。
『…なんだ、この大人達は…!!
ライブの1曲でこれだけ動くの?こんなに全力?
…収録しているからだよねえ…?
まさか、ライブの最初から最後までこのテンションって事はさすがにないか(笑)。』
そう思いながらも、その映像を見るとなんとなく元気をもらえる感じがして、
会社帰りに300円握って、毎日3回見に行っていた。
それからしばらくして、この映像が収められているビデオを見つけ、購入してオドロキ。
最初から最後までずーーーーっと全員、全力だった。
汗だくになりながら、“大人達”はずっと笑顔だった。
ライブ映像の中で、ジェームス小野田さんがツアー中にお母さんを亡くされたというMCを聞いた。
石井さんは、本調子ではない喉でありながら、なんとか一生懸命歌を届けようとしていた事も知った。
なのに、なんで、なんで…こんなにこの人達は笑顔なんだろう。一生懸命なんだろう。
仕事だから?エンターテイメントだから?
彼らのアツいプロ意識に胸を打たれた。
“どれだけ自分が大変でもツラくても、楽しい時間を皆の為に届けたい”
…そんな素敵な大人達に素直に感動したんだ。
その映像です。↓
だんだん体調も良くなったけれど、
どうしても人を傷つけるのも、傷つけられるのも、もう苦しくて、結局2年半で退職してしまったけれどね(苦笑)。
後悔はしていない。
あのままいたら、今の自分はきっといないだろうから…。
それから、
自分も人に元気を与えられる音楽を届ける側になりたいと思って、バンド活動を始めた。
アマチュア指向ではあったのだけれど。
プロの俳優になるのが一番の目標だったから。
俳優になりたかったのは、自分に強いコンプレックスを持っていたのもある。
普段は冴えない自分でも、舞台の上では別の人生を生きられる。
そこに深い喜びがあったから、どんな役でも全力でこなしていたっけ。
まあ、残念ながら、自分の目指していたプロダクションのオーディションに落ちてしまった。
東京で他のプロダクションも探そうかと躍起になっていた頃、
大阪の祖父の容体が悪くなり、そこで帰ることとなった。
色々あったけど…
何も後悔はないし、全ては良い経験で勉強になったと思う。
コンプレックスも相変わらずなんだけど(笑)、
良いところもそうでないところも、引っ張っても裏返しても、隠しても愛しても…それはこの世にたった一人の自分自身なんだから、
「自慢できる事なんて何一つないけれど、そんな自分自身なのであります(笑)」と、
のんべんだらりと認めてやりたいなあ、と思うわけです。
…こういういい加減さがダメなのか(笑)。
だけど、自分自身に厳しすぎる人は、もうちょっと自分自身に甘えてもいいと思います。
私のように甘えすぎるのも良くないけれどね(笑)。
■米米CLUB『愛はふしぎさ』PV
■米米CLUB『カラオケ3強メドレー』ライブ