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障害年金と労災保険との関係

労災事故により障害者になった場合、労災保険から障害補償年金を受けることができます。


この障害補償年金と、厚生年金から支給される障害厚生年金を同一の事由で同時にもらえる状態になったときは、労災保険の障害補償年金が減額されます。


なぜ労災保険の障害補償年金が減額され、障害厚生年金の方を優先して支給するのでしょうか。


それは保険料の支払い方の問題です。


労災保険の保険料は全額会社負担で、労働者は1円も負担していません。


一方、厚生年金の保険料は会社と労働者が半分ずつ負担しています。


労働者が保険料を払っていない労災保険より、保険料を払った厚生年金を優先して支給することになっているからです。


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