1969号
29日の「ありがとうございます」12100回。 今回の大阪市長選、府知事選での特筆すべきことは「投票率」がグンと上がったことである。何と40年ぶりに60％を超えたのだから、如何に今までの選挙がセレモニーだけであったかがよく判る。近年の市長選や知事選を見ていると20～30％前後で、40超えるのは希である。それはとりもなおさず選挙が面白くない、誰がやっても同じと有権者が思い込んでいるからであろう。
もちろん市民の側にも責任はあるが、出馬する側にも大きな問題がある。本当に命を張って地方自治を変えていこうという覚悟があったのか？？ しかし、先の名古屋市長選や愛知県知事選で見られるように、強烈な個性と信念に基づいて政治を変えていこうという政治家が出てくると、市民や県民も自ずと変わってくる。その流れを汲んでこの度の大激変が起きた。
この度の選挙でも明らかになったのは、「既成政党」に対して「ノー」を突きつけたことである。もう既成政党にはうんざりしている。嘘ばっかりついて国民を騙し続けてきたことが、国民からの信頼を失墜してしまったと言うことである。しかし、彼らはまだ気づいていない。よりによって、民主、自民、公明、そして共産党までもが、共同戦線を張って橋下市長誕生阻止に走ってしまったのだから。何とも情けない限りである。
全く以て節操がない。自分たちの組織の保身ばかり考えているから、犬猿の仲でも呉越同舟が出来るのである。もう、大政党や企業や団体の縛りは効かなくなったと言うことを彼たちが一番自覚しないといけない。連合までもが乗り出してきてこの始末である。たった一人の人間に寄って集って包囲網を敷きながらも、コテンパにやられてしまった。名古屋河村市長選の時もそうだっただろう。全く以て学習能力が欠如している。 ・・・つづく
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