2019年1月19日記事
連続ドラマW・・・やはり今どきのドラマ一連とは、
一線を画します。
2021年3月20日再掲
鈴木京香様、しっかりお身体治されて・・・と思いつつ、ご不在が寂しいです。
日本現代詩の世界ときた・・・
ねじめ正一原作、渡邊孝好監督作品、日本、257分
豊川悦司様、鈴木京香様、松重豊様、田口トモロヲ様、富田靖子様、
リリィ様、村川絵梨様、川島海荷様、前田亜季様他
冒頭、田村隆一様(アガサ・クリスティー様の翻訳でお世話になります。
作中では三田村貴一)の妻、和子様が、
北村太郎様(作中では北沢太郎)と、ラッシュ時、車が並行する。
その場面の、和子のスタイリングが、「向田邦子様だあ~!!!」
な、時代背景。1947年創刊の詩誌『荒地』。
錚々たるメンバーが。荒地派と呼ばれ戦後の現代詩運動を創り上げられた。
自分の年代と、時代設定はかなりの部分かぶるので、美術や衣装も懐かしい。
そして、文壇にありがち???な恋愛事件。
ある意味、特殊な状態を好む気質が、まだ文壇に十二分に存在した時代だし?
友人の妻との三角関係、浮気三昧、妻の精神錯乱。(果ては、愛人も鬱に。)
富田靖子様の『死の棘』状態も、ハマる役だなあ・・・でした。
こういう状態でも、今のように離婚に繋がりにくい、ぎりぎりの時代かな?
現代ものに慣れ親しんで、この作品をご覧になると、
わざとらしいと思われるかも?な台詞回しも、懐かしい。
『バイプレイヤーズ』でも、シリアス系に縁多いお二人もご出演。
錚々たる役者陣が演じてらっしゃるので、違和感もなく、
時代色に入りやすい上に、感情移入もしやすくて、
鮎川信夫様(作中では有川信夫)の冷静ながら、深い、
仲間への情に、じいいいいん。
困った男だ・・・な役の松重様にもじいいいいん。
実は、次に取り上げる作品の後に、豊悦様を追って拝見しました。
恋愛とか友情とか、そういう言葉を超えた、
深い人を想う気持ちに、温かさを頂けた「さすが」連続ドラマWであります。
それにしても、豊悦様は、どんな流行の時のものでも、メガネ男子だなあ。
そして、このにゃんこの成長が異常に遅い!?