「Sissi(エリザベート)」(1955、6、7)三部作拝見、若くてもロミー様! | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

既に芳醇な陰りありき

 

「プリンセス・シシー」「若き皇后シシー」「シシー ある皇后の運命の歳月」

エルンスト・マリシュカ監督作品。(オーストリア)102分、107分、109分

 

 

ロミー・シュナイダー様、カールハインツ・ベーム様、マグダ・シュナイダー様

フィルマ・デギッシャー様、グスタフ・クヌート様、ウタ・フランツ様他

 

 

 

大衆向け歴史娯楽作の傾向が強く、史実とは異なる描写が多い。」byWikipediaさま

 

 

 

・・・ってことで、かなり前の、DVD爆買いの際、ロミー様作品はあまり入手出来ないので、

BOX購入、キープしながらも、ずつと拝見しないまま積読ならぬ積見になってた三部作

 

 

 

 

 

お前、体調悪いんだろう~!?お前、現実問題で落ち込んでるんぢゃないんかいっ!?

な中、三部作、一挙拝見「大衆向け歴史娯楽作の傾向」があるせいか、

ぼ~っと拝見出来ました。しかし、↑ だけではなく、

予想していなかった、1938年生まれ、ロミー様の二十歳前の作品にして、

既にあの方特有の、陰りのある美しさ兆しを感じることが出来ました。

 

 

 

 

お話は、オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世皇后となるエリーザベトの出会いから、

ご成婚後の皇室内、外交問題が織り交ぜられた、皇帝ご夫妻の若き日が描かれます。

 

 

 

 

エリザベート皇后の実母役に、ロミー様のお母様、マグダ・シュナイダー様

美しい母娘のご共演が拝見出来るのも嬉しい三部作です。

 

 

 

 

 

父親(字幕では「パパちゃま」)役のグスタフ・クヌート様

 

 

素敵(やっぱりぽっちゃり&爺専?みどり?)と思ったら、

「未完成交響楽」(1959)等にご出演されてらっしゃる。

 
 

 

国民的俳優の方々が揃ってらしたんですね。

 

 

この作品でのシシーのイメージに縛られ、大人の女性の役をおフランスで演じられたら、

母国オーストリアでバッシングにあわれた・・・という逸話が強烈。

 

 

確かに、皇帝と結婚する貴族が、こんなサザエさんみたいな暮らしはしてないだろう?

な、アットホームさはあるものの、後年のかのルキノ・ヴィスコンティ監督「ルードヴィッヒ」

あのロミー・シュナイダー様の、素晴らしく高貴で美しいエリザベート皇后のお姿に、

そんな無理なく、繋がる、「ロミー・シュナイダー」らしさ、の原型は充分にある気がします。

 

 

 

 

 

いやはや、拝見してよかった。他のお若い時の作品も拝見したくなりましたわ。

三部作、お写真がいっぱいあるので、ずらり、並べます。

最後に、映画の外での、母娘ショットを。