「ルートヴィヒ」一作フィルムマラソン(長いので)・鑑賞中に考える | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
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完全・デジタル修復版拝見

 

昨日、友人のマダムと、写真作品について、

現在のデジタルな画像と、過去の作品と、芸術性についてのお話をしたばかり。

 

 

そして、本日より、1972年、Luchino Visconti(ルキノ・ヴィスコンティ)監督作品、

「Ludwig(ルードヴィッヒ)」久々に拝見しております。

 

 

公開当時、あまりに長大な為カットされたものを、

出来るだけ監督の意志に沿った4時間違い復元がされている点は置いておいて、

「デジタル・ニューマスター」について、昨日の今日なので考え込んじゃいました。

 

 

 

 

見事に鮮明なんですよね。かつて映画館で拝見したイメージとは全く違う。

当時、肉眼で撮影現場で拝見したら、こんなだったんだろうなあ。

 
 

前に、「ルードヴィッヒ」のお写真集めた事あったよね?と思い、

過去記事を調べたら、Romy Schneider(ロミー・シュナイダー)様で集めてました。

http://ameblo.jp/irusutyuu/entry-11995822228.html

 

 

この時は、収集した写真と、アップした写真にも差があったので、

映画館で拝見したのとは、こちらも違うって言えば違う。でも、こっちの方が近い?

アメーバ様の当時との精度の違いの参考?に、モノクロ現場写真などもちょっと。

 

 

 

 

 

 

前に映写技師さんに、デジタル・ニューマスターについて伺った時、

フィルムは劣化する、今の技術で美しくすることは出来る。

 

 

しかし、じゃあ、元の色がどうだったかはそれ自体が失われているから、

「復元」と言っても、あくまで想像上のオリジナルを作る訳で「オリジナル」ではないと。

 

 

あくまでお一人の方のお話を伺っただけなので、それで断言できる話ではないかな。

でも、今、拝見していて、確かに観光写真や記念写真なら、この鮮やかさはいい?

と思う反面、監督ご自身が写し出そうとした色彩はどうだったんだろう?とも。

 

 

 

 

ヴィスコンティ監督の画面は、既に芸術作品なので、

撮影に際し、どんな監督のフィルターが存在したのかな・・・と、

想像しつつ拝見している気がします。

 

 

 

↑ 記憶というのもいい加減なのですが、同じ画面だと、

この位の差がある感じ。

 

 

 

フィルムは残っていなくても、お城とかは残っているわけだから、

そのものの劣化は別としても、それに色調を合わせることは出来ますよね。

でも、キャメラを通して、作品がどう作られたかは謎?

 

 

 

なんてったって、長過ぎ、重すぎの作品なので、一生、あと何回拝見するか?ですが、

ま、こうやって、お会いする度に「違う」あなたっていうのも、また良しなのでしょう。

 

 

内容についての感想は、またいずれ改めて・・・  

 

 

ワーグナー様の愛犬が、めさめさ可愛いです。

このわんこは、デジタル化で一層可愛さ増?

 

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