探索日 2011/01/09


愛媛鉄道が1918年(大正7年)に開業させた762mm軌間の路線

国有化後の改軌時に新線へ切り替えられた

上老松駅は現在の伊予出石駅

 

 

むこうに見えるのが伊予出石駅

愛媛鉄道時代の路線はこちらへのびてきていた

駅の位置が、ほぼ分岐点になるよう


愛媛鉄道時代の線は左へ分かれていく


橋りょう跡

開通は大正時代

そのころにはコンクリートが普及しだしたんやろな


愛媛鉄道線跡は山沿いへ突っ込んでいく

 

奥へ続く廃線跡

掘り割りを進む線路跡

 

人がつるはしで削っただけの側壁


大越トンネル西口

坑門がない

トンネルというより洞穴といった雰囲気

アーチ部分はレンガ、外は自然石が練り込まれている

トンネル前より伊予出石駅方面を見る

レンガが剥落し、岩盤がむき出しになっている

ここまで内壁が破損したトンネルはめずらしい

大きな地盤の変状があったのかもしれない


この時点では、内壁の崩落は部分的やけど、大きな地震でもあれば剥落は進むやろな


東口付近は美しい状態を保っている

 

腐食してレンガの赤色がなくなっている

 

トンネル内から伊予白滝駅方面を見る

 

大越トンネル東口


こちら側はちゃんと坑門がある

 

開業は1918年、新線切り替えは1935年

わずか17年しか使用されなかったことになる

 

竹林になってしまった廃線跡


手前のレールは現在線のもの

この奥に大越トンネル東方坑門がある

竹や雑木に覆われて、列車内、手前を走る愛媛県道24号線からは見えない

伊予白滝駅方新旧線分岐点

愛媛鉄道線は右へ分かれていき大越トンネルへ進入する

新線にはトンネルはなく、難なくこの区間を通過

愛媛鉄道が、わざわざトンネルを経由するルートをとった理由は不明

春賀~伊予白滝間もそうやけど、同鉄道の経路選択には不可解な面が見られる