しらたか工芸体験まつりが23,24日に催された。

 出張の仕事で前日夜帰宅したため、当日朝準備に追われる。が、その時点でまだ何をやるかすら決めていなかった。とりあえずアトリエに行ってなんとなく石膏をチョイス。迷った挙句、石膏取り体験に決定。会場にはいつもの如く硯やオブジェを適当に並べる。

 周囲とのバランスを考え、値段は400円。油粘土で好きな形を造ってもらい、それを石膏におこすという手順。正直、面倒な作業が多く、時間的にも無理があり、なおかつリスクもあるのであまりやりたくはなかった。自ら何か造ってればデモとして十分だろうと。幸いにも(?)パッと見、石膏取りの意味が伝わりにくいためもあり、平穏に時間は過ぎていった。が、夕方になって物好きなご夫婦が現れる。1時間以上かかったが、けっこう楽しんでもらったようだ。こちらは久々の石膏に配合を間違えつつもそ知らぬ顔で何とか切り抜けた。
工芸体験

そして2日目、開場まもなく昨日の夫婦が!

(…割れたか?)と一瞬思ったが、どうやら好評だったようで、知り合いを連れて奥さんが再度挑戦してくださった。おお!すげぇ!がしかし、3人分を粘土造形から石膏取りまで2時間を費やす。昨年に引き続き、二度とやるまいと固く誓いながら、石膏を流し込む。あ、固まんねぇ…。またしても水が多すぎたか…。「二日ほど乾燥させてから型から抜いてくださいね~。」、などと別れ際に言いつつ、多少の罪悪感。まぁ、いいか。このイベントの主旨はあくまで体験なんだから…。なにごとも体験。