ヤズドの旧市街とバードギール | 特派員ママ @イラン

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イランで、2人の子育てをするママのブログ。


イラン中央部、ヤズドに行った話を書いています。




ヤズドは、旧市街の散策が楽しいことでも有名です^^




土塗りの、車の通行が困難であるような小路(なのでバイクが大活躍)、

トンネル状のアーチが各所にあり、くねくねと道が入り組み、
気づくと迷子になっています(笑)

ただ、たまに観光名所への案内板が英語で現れたりもします。






土塗りなだけではなく、電線やパイプなどがむき出しになっていて、
生活感があります。






この旧市街で特徴的なのが、「バードギール」(風採り塔)。
煙突のように、家屋よりも高く、あちこちにそびえています。







砂漠沿いの街では、地下水路(ガナート)が発達するとともに、


街中では、バードギールからの涼風で室内を涼しく保つなど、
知恵が凝らされています。

  (→バードギールは以前、「ゲシュム島(11)ラフト村」にも書きました)






四角柱であることは共通していますが、デザインはさまざまです。








モスクのドームも土色で、一体化しています。








ちょっとした広場に、ナフル(アーシュラーの時に使う神輿状のもの)の骨組みが!

まさにアーシュラーの日の朝に散歩していたので、
このナフルは年中、黒い幕で飾られることがないようです。





また、古い街によく見られる特徴として(イスファハンでも見ました)、

扉にあるドアノッカーが、左右非対称です。

(↑右は、昨日夜の様子をご紹介した、聖廟のドームです)




片方は低い音、片方は高い音で、
男性が訪れた時(低音)と女性が訪れた時(高音)に、
どちらが訪れたかわかるように作られているそう。



実際にちょっと試させて頂きましたが、確かに違う音がしました!
(↓確か左が男性用)






この扉も、







こっちの扉も、同じように非対称です。






迷い込み、ちょっとした広場に出て、
変わった壁画に遭遇したり。







嵌めこまれたガラスが周囲と違う雰囲気を醸しだしていた家を見つけたり。







自転車のおじさんに、写真を撮ってくれと言われたり^^







マスジェデ・ジャーメの辺りだけではなく、
市内別の場所でも、
郊外へ向かう道すがらにも(↓)、バードギールのある古い街並みが出没します。







関係ないですが、その近くで見た、
改装もしくは新築中の邸宅。

噴水も作られているので、レストランにでもなるのかな?

民家だとしたら、オシャレすぎます^^