きょうは、まだラマダン中だった1週間ほど前に案内してもらった、
アルメニア人街についてご紹介します!
イランには、東テヘランのナルマックという地区に2つ、
アルメニア人街があります。
この日は、そのうちの一つ、マジディエに行ってきました。
通りの両脇に商店がずらーーーっと並んでいて、
そういう通りが2つあって、それがはしご状にいくつもの小路でつながっています。
ラマダン中だということと、まだ午前10時だということで、
閉まっているお店もあったし人気も多くありませんでしたが(↓写真も朝)、
昼が近づくにつれて活気が出てきていました。
この地区では、古くからイラン人とアルメニア人が共生しています。
イスラム教のイラン人に、キリスト教のアルメニア人ですが、
お互い、ペルシャ語とアルメニア語と話せたり、
子どもたちは仲良くお互いの家を行き来したり。
この地区で生まれ育ったイラン人2人に話を聞きましたが、
2人とも、この地区のことがだーーーーい好きです^^
ここではあちこちに、ペルシャ語とアルメニア語の併記が見られます。
上写真(↑)に写っているお店も、店名「メルシー」が、
左から順に、アルファベット、ペルシャ語、アルメニア語、と併記されています。
炭酸水にも、アルメニア語!
20年、25年という昔には商店の店主も住人も、大半がアルメニア人だったそうですが、
今は半分以下だそう。
欧州などへのビザが下りやすくなり、移住してしまった人が多いと聞きました。
この通りにはパン、野菜、雑貨、化粧品、洋服、靴、宝石、日用品、ナッツにケーキ、
手芸品に自動車整備工場に…と、
生活に必要なあらゆる種類のお店があって、何でも手に入ります。
そのうえ、テヘラン北部に比べると、値段も安いです。
品揃えが豊富なうえ、賑わっているので商品の回転も良さそう。
大きな屋内プールもあるようでした。
雑貨店は、乙女なものの割合が高し。
一昨年、「イスラムの国ですが、雪の中、クリスマスの…」に書いたように、
イスラム教を国教とするため、クリスマスとは無縁であるはずのイラン、
ここでのクリスマスといえば、アルメニア人とイコールで語ってもいいほど、
アルメニア人によるグッズが豊富です。
このお店は、クリスマスの時になるとクリスマスグッズが溢れ、
店の外のディスプレイも華やかなクリスマス仕様になるんだそうです。
なんだかいろいろ写真を撮っちゃいました。
竹のランチョンマットに、造花と筒。
手に持っている紙の花びらセット(↓左)、何のためのものか店員さんに聞いたら、
右(↓)の筒に入った紫の花びらのように、飾りに使うんだそうです。
手芸品店、毛糸も揃ってました。
って、編み物できませんけど!
店主のおじさんがその場で、ピアスやらネックレスやらを作ってくれるそうです。
アルメニア人街で出会った人はみんなそうでしたが、
こちらのおじさんも陽気!
ピントはボタンで失礼しました(笑)
ほかにも、
ナッツやらチョコやらを売るお店に、
一番お買い物したのは、菓子用具店!
ですが、それはまた後日。
この日は日差しの強さが半端無かったのですが、
散策がとーっても楽しくって、
まだまだいーーっぱい写真を撮ってきたので、
明日からも、アルメニア人街で見た、
イスラム教の禁忌である豚肉のこと、明るい雰囲気のケーキ屋などなど、
いろいろご紹介します^^