07/04 新潟混声合唱団 第45回定期演奏会 | いぽぽぽぱんぱのブログ

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主に聴きに行った演奏会のことを書こうかと。

新潟市で2011年から演奏会に頻繁に行くようになりました。
主に地元で活躍されている演奏家さんメインです。
楽器経験もなく技術的なことはまったく書けません。
素晴らしい、楽しいなど抽象的な感想になると思います。

指揮:佐藤匠さん
伴奏:梅津幹子さん

ゲスト(ヴァイオリン):松村牧子さん

新潟混声合唱団さん。

合唱の公演はジュニアとか高校の演奏会等では時々聴きに行っていましたが、
一般の合唱団の演奏会は気づいてみれば結構ひさしぶりですね。

新潟混声合唱団さん自体は過去に2~3回聴いたことがありますけど、
決して大人数ではありませんが、みなさんの歌うスタイル等も非常に個性的だし、また演目に関してもちょっと趣向をこらしてきたり、楽しい公演という印象です。

もちろん、他の合唱団さんも合唱を楽しんでいらっしゃるのでしょうけど、混声合唱団さんはそれを公演でわかりやすく観客にも見えるカタチで表現してきているという感じですね。


演目は今回は無伴奏の合唱曲集に始まり、現代イギリスの曲、林光さんの曲、童謡というか唱歌メドレーの4部構成。
さまざまな分野の曲で楽しまさせていただきました。
20名前後と決して大人数ではありませんけど、まとまったいい演奏だったと思います。


今回は去年の11月に指揮者が佐藤匠さんに代わってからの最初の公演ということで自己紹介的な意味も込めて、全体を通じて佐藤さんの司会、曲紹介で進行。こういうのもなかなかよいですね。



無伴奏曲集「ぜんぶここに」。
合唱もよかったですけど、印象に残ったのはピアノでしょうか。
無伴奏ですから伴奏なしなのですけど、4曲演奏する際の各曲の最初に意識合わせ? に1音鳴らすためだけに準備されていましたね。また、合唱中も演奏はないのですが、しっかりと楽譜をめくっていっているのがなんだか印象的。


林光の世界。途中ヴァイオリンの松村さんの助奏という形で加わります。
合唱に加わるヴァイオリンというのもよいものですね。お得です。


「死んだ男の残したものは」結構よく聴く曲ではありますけど、最近だと男声ソロだったり、女声ソロで聴いていたのですが、合唱版もまた違った魅力がありますね。


唱歌メドレー「ふるさとの四季」。
みなさん、和服だったり甚平だったり、裸の大将(笑)的なものだったり、田舎を思い出させるさまざまな衣装で登場。
ピアノの梅津さんや譜めくりの方までかっぽう着だったり、女学生風衣装というこだわりよう。
さすがに松村さんは田舎風ではないですけど、花の妖精風のメルヘンな衣装で登場です。

正直、プログラムからは予想できなかったですし、指揮者も佐藤さんになったということで、こういう演出はなしかな?
と思っていたのですが、個人的にはうれしい演出でしたね。

また衣装だけでなく、茶摘の小道具や小太鼓的なもので雰囲気を盛り上げていたり、またみなさんのソロなども含めたプログラムになっており、なんだか「らしいな~」と思ってしまいました。


今回指揮者に就任された佐藤匠さん。
本当にいろいろな団体の指揮者やトレーナー、あとは当然ですけどご自身も演奏者としても本当にご活躍です。指導者としては、各団体さんの個性というか特色を生かすというのも大変かと思いますが、さすがだな~、と思いますね。
(だからこそ、いろいろな団体に請われるのでしょうけど)。

楽しい公演でした。

(音楽文化会館 当日1500円)

音文に行く前に白山神社にて撮影。
緑がとっても綺麗だな、と。