新潟市ジュニアオーケストラのOB,OGで結成された、
Revoir(再会という意味だそうです)の、
第1回演奏会です。
プログラムは
ラター:弦楽のための組曲
ハイドン:チェロ協奏曲 第1番(ソリスト 紫竹友梨さん)
ソリストアンコール:花は咲く
チャイコフスキー:弦楽セレナーデ
アンコール:リベルタンゴ
という内容。
チェロ協奏曲だけ、オーボエおよびホルンが加わりましたが、
それ以外は弦のみでした。
今日は行きたい演奏会がいろいろあって迷ったのですが、
紫竹さんのチェロコンチェルトがとっても魅力的で、
この演奏会を選びました。
で、そのチェロコンチェルトですが、
期待とおりというか期待以上というか、
とっても素晴らしかったと思います。
なんというか、紫竹さんは見た目からは非常に綺麗というか、
繊細なイメージがあるのですが、とっても迫力がありましたね。
プログラムにも「非常に高度な技巧を味わうことができる」
とありましたけど、本当にそんな感じ。
紫竹さんは先月のコンチェルトさんのインストアライブでも、
聞かせてもらいましたが、今回さらにすごいな~、と
思わせてくれましたね。
なんというか、畳み掛けるようなそんな演奏。
本当に見入ってしまいました。
さすがに名古屋ブルームを始めとして大活躍中というのもわかります。
また、チェロコンチェルト以外でも、
ラターの曲では、コンサートミストレスの河本さんのソロが
なんというかすごく切れもあったし、
弦楽セレナーデは、私も聴いたことのある曲ですが、
弦楽器の魅力を思いっきり堪能させていただきました。
本当によかったです。
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雑感、その他です。
・今回の江南区文化会館は私は初めてだったのですが、
やっぱりまだ新しいだけあって、非常に明るい雰囲気でしたね。
・全体的に、皆さんの衣装(さすがに紫竹さんはロングドレスでしたが)
もそんなにフォーマルすぎない感じだったし、別森さんの司会だったり、
紫竹さんの挨拶だったり、最後の笛木さんの挨拶だったり、
親しみやすい雰囲気だったと思います。
・紫竹さんはチェロコンのソロが終わったあと、
3曲目の弦楽セレナーデでは着替えて普通に参加していましたね。
弦楽セレナーデではチェロが5本だったのですが、でもやっぱり
普段の演奏姿もやっぱりちょっと一味違うというか、
かっこいいな~、と思ってしまいますね。
・最後の笛木さんの挨拶で、
新潟のジュニアオケは初心者の段階から指導するというのが特徴で、
そういった意味ではジュニアオケは
つながりも深く「家族」みたいなもの、というお話がありましたが、
そういうつながりが感じられる経験というのは、いいよな~、と
思ってしまいましたね。これからも続いて欲しいです。
・こういった団体を立ち上げるのは、最初の立ち上げよりも、
それを継続するのが大変だと思います。今後は弦だけでなく、
オーケストラとしても発展させていきたい、というような話も
ありました。ぜひぜひ、今後も期待したいですね。
・あとは本当にささいなことですが、
受付時にオーボエの渡辺茜さんがチケットもぎをしていたのですが、
私に気づいてちょっと声をかけていただきました。
こういうちょっとしたことがうれしいのです(笑)。
・今日は本当に各地でいろいろな演奏会があり迷いました。
秋葉区の品田さんおよび山下さんも行きたかったし、
だいしホールの新潟リングアンサンブルも行きたかったし、
Noism2の公開リハーサルにも行きたかったし、
新発田のピアノも行きたかったし、
本当に贅沢な悩みです。
(江南区文化会館 当日 500円)