オペレーション:ストームライダー | iPadGamer

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このブログは、iPadに関するゲーム情報、攻略記事、プレイ雑感などをつづっています。取り上げて欲しいゲームがありましたらコメントにて。

今回の記事も、Sid Meier's Ace Patrolの話。記事のタイトルは、スカイギャンブラーズではない。あちらはストームレイダース、こちらはストームライダーである。


そもそも最近、更新が非常に遅れがちになって申し訳ない。明らかに需要が高いはずのXCOMの攻略も、スカイギャンブラーズの新作の記事も書かず、全てのことを後回しにして、全ての時間を投じて全力でSMAPに挑戦していた。何に挑戦していたかというと、ズバリ「Ace Patrolで最高点を取る」ということ。


SMAPの得点の計算方法は、前回示したとおり、ミッションポイント+敵撃墜ポイント-自機ダメージの合計の値に、難易度の倍率をかけるものである。この計算で行くと、理論上取れる得点の上限は、偵察系ミッション(1500点)における、以下のとおりの数値となる。

・ミッションポイント:偵察系ミッション1500×ボーナスダブル=3000
・敵撃墜ポイント:500×3機=1500
・自機ダメージ:0(ノーダメージ)
・難易度倍率:レジェンド5倍

上限得点:(3000+1500-0)×5=22500ポイント



この上限点を踏まえて、できるだけ高い点数を取りたいと考え、試行錯誤をしてみた。なるべくダメージを抑えて、20000ポイント以上をとることは(頑張れば)できる。


・・・だが、どうしてもノーダメージは無理。どんなに努力しても、すれ違いざまに数ダメージ受けてしまうのは絶対に避けられない。複数対複数の戦いなら、あるいは行けるかもしれないが、最高点を狙える偵察系ミッションでは、自機1vs敵機3の戦いとなる。1機を追っているうちに、他の機体が回り込んでくるので、多勢に無勢。ノーダメージで敵機3機を墜とすなんて、逆立ちしても無理絶対無理


・・・しかし、iPadGamerはよく訓練されたゲーマー。絶対無理!と思った瞬間、「よし、絶対無理なら絶対やってみせるぜ!」と脊髄反射。・・・そこから、長く苦しい戦いが始まったのである。




そもそも、最高点を取るためには、1ダメージも喰らってはいけない。そのためにはどうしたら良いか、と腕を組んで考えているうちに、額に稲妻が走った。雲を使えばいいんじゃね?


雲の中にさえいれば、敵から攻撃を受けることはない。だから、雲の中から一歩も出ずに戦えば、ノーダメで行けるはず。


・・・しかし、そのためにはかなり大きな雲塊が必要だ。そうなると、敵も雲の中に入ってくるので、こちらも攻撃が不可能。かといって、小さい雲塊では、高G旋回を続けているうちにブラックアウトをおこし、雲から出なければいけなくなってしまう。むう、厳しい


その時、再び稲妻が走った。ストームライダー使えばいけるんじゃね?


ストームライダーは、パイロットの特殊能力の一つ。雲の中で使えるマニューバを増やしてくれるというものだ。雲が無ければタダの人なので、これまで完全にゴミ扱いしていたのだが、これを使えば、絶対に雲から出ずに、一方的に敵を倒せるのでは!?




通常のキャラは、一旦雲の中に入ってしまうと、バンクや上昇などの基本マニューバしか使えなくなる。しかし、ストームライダーの能力を持っているキャラは、ループやロールなど、他のキャラには使用できないマニューバを使用することが出来るのだ。


残念ながら、雲の中でエースマニューバを使うことはできない。しかし、ループやロールだけでも十分。たった3マス続きの雲があるだけで、ループ→直進→上昇→ループ→直進・・・と、高度を落とすことなく、延々と往復し続けられるのである。


さっそくストームライダー作戦を始動。コンセプトは、ストームライダー持ちのキャラで、3000点偵察ミッションに出撃、雲の中を延々と往復しながら、チャンスを捉えて敵を攻撃し、ノーダメージで敵を全て倒すというものだ。これで、最高点ゲットだぜ!



●前提条件
ストームライダー作戦を行うには、幾つかの前提条件が必要である。以下にそれを示す。

①ストームライダーを持っていること
②ループ、ロールなどのマニューバを持っていること
③3000点ミッション(偵察系ミッションの2倍ポイントのもの)が出てくること
④曇り空である(戦場に雲が存在する)こと
⑤しかも、その雲が敵陣上空にあること
⑥一定のターン数以内に敵を全滅させること




①ストームライダーを持っていること

これについては、当たり前だと思われるかもしれないが、折角他の条件を満たしていても、ストームライダー持ちが修理中だったり、捕虜になっていたりしたら台無し。確実にチャンスをものに出来るようにしよう。


②ループ、ロールなどのマニューバを持っていること
是が非でも必要なのは、ループとロールの2つだけだ。他のエースマニューバは、雲の中ではどうせ使えない。ループとロールだけは、必ず備えておくようにしよう。


③3000点ミッションが出てくること
これは、実はかなり難しい条件。毎回、どのミッションが出るかはランダムなうえ、せっかく偵察系が出たとしても、2倍ポイントでなければ意味が無いのである。準備を万端整えても、3000点ミッションが出ないままに、無駄にキャンペーンを進めることになるかもしれないということを覚悟しておこう。
★プレイしているうちに、3000点ミッションを出しやすくする裏技を見つけたので、下の方に書いておく。参考とされたい。


④曇り空である(戦場に雲が存在する)こと

運良く3000点ミッションに出会うことが出来ても、雲一つ無い良く晴れた青空なら、やはりこちらの勝ち目は少しも無い。こういうときは、素直に撤退。


⑤しかも、その雲が敵陣上空にあること

偵察系ミッションでは、自機が敵陣内に入らなければ、敵は反応してこない。何とかして自軍陣地に引っ張り込んでも、すぐにこちらに興味を失って帰って行ってしまう。従って、自陣上空に雲があってもどうしようもないのである。出来れば、敵陣の中で、しかも比較的自陣に近いところに雲があることが望ましい。


⑥一定のターン数以内に敵を全滅させること
これは、このチャレンジに取り組んで始めて分かったことだが、実は一回のミッションにはターン数の制限があり、一定ターン以内にミッションが終わらなければ、勝手に強制終了してしまうのである。普通であれば、そんなにターン数はかからないので、制限があることは分からないのだが、このストームライダー作戦は、雲の中から出ようとしない分、時間がかかる。延々と雲の中を往復しているうちに、突然ミッションが終了してしまい、ビックリすること請け合い。




●作戦手順
それでは、本作戦の具体的な手順に行こう。まずは、最初の部隊長選択の際、ストームライダー持ちを選ぶ。


最初に選ぶマニューバは、ループロールだ。経験を積んで成長したときは、インメルマンがあると、すぐに雲に戻れてなお良い。


機体の強化については、高度・照準・高火力のどれも重要。一方、強化装甲だけは、全く意味無し(1ポイントでもダメージを喰らえば失敗のため)。


あとは、3000点ミッションが出るまで、ひたすら粘る


3000点ミッションが出たら、難易度レジェンドで出撃!


狙い目は、相手の領土の上空にある、中規模の雲の塊。


余りにも雲塊が大きいと、相手も雲に入ってしまい、攻撃チャンスが少なくなる。かといって、余りにも小さいと、マニューバに柔軟性を欠き、単なる往復運動になってしまう。少し大きいくらいの雲が狙い目だ。


敵陣に入ると、敵が反応して近寄ってくる。雲が余りにも敵陣の奥深くだと、たどり着く前にダメージを受けたりするので注意。


雲の中に入ったら、いよいよ戦闘開始。ロールで往復運動を続けながら、敵への攻撃チャンスを待つ。


なかなか攻撃チャンスが巡ってこないで辛いが、そこはじっとガマンで、相手の隙を待とう。


相手が後ろを見せている、絶好の撃墜チャンス。こういう状況でも、一歩雲の外に出たら、他の敵からダメージを喰らってしまうかもしれない。ここもじっとガマンだ。


周辺に敵が全くいなくて、安全に雲の中に戻れる自信があるなら、雲の外に出て攻撃しても良い。ただし、反撃を喰らう可能性が少しでもあるならば、ガマンしなければならない。


ガマンにガマンを重ねて、少しずつ敵を削っていく。


時折、敵がなぜか一機だけ別の方向にフラフラ飛んでときもある。それが自陣方向であれば、思い切って追撃して屠ってしまう手もあるだろう。残りの敵は、自分が雲から出たら反応して襲ってくるが、自陣に逃げ込めば、やがて帰っていく。


敵の状態異常で、一番ありがたいのは、エンジン出火だ。運良くこの状態になれば、放っておいてもそのうち墜ちていく。


・・・ところが、時々ダメージを受けたりエンジン火災を起こした敵が、勝手に着陸してしまうことがある。こうなると、最高点は取れない。・・・逃げるんじゃないっ!!(怒)


せっかく二機まで倒したのに、時間がかかりすぎて、規定ターン数オーバーで強制終了。・・・めちゃくちゃ悔しい(悔)。


マニューバのボタン操作を押し間違え、ワンミスで雲から出てしまい、僅かなダメージを受けてしまった。・・・機体ダメージは小さいのに、精神的ダメージは計り知れない(泣)。


ストームライダー作戦の準備は万全なのに、肝心の3000点ミッションが出てこないまま、ひたすらキャンペーンが進んでいく。もはや、何が何だか・・・(号泣)




●3000点ミッションを狙う裏技

ストームライダー作戦の結末を語る前に、3000点ミッションを狙って取る裏技を発見したので、それを書いておこう。上の方で、ミッションは毎回ランダムと書いたが、それはクリアした時の話。実は、ミッションを選択しても、それをクリアせずに撤退した場合だけは、次の選択のときにも同じミッションが出てくるのである。


この裏技は、それを逆手に取っている。スペシャルデリバリーやトクシッククラウドなどがあったら、1500点ミッションであったとしても、とりあえず選択しよう。そして、出撃直後に反転して、さっさと撤退してしまうのである。そうすれば、次のミッション選択でも、同じミッションが出てくる。それを繰り返して、3000点が出てくるのを待とう。


下の画像は、この裏技を使ったときのもの。この技を使えば、連続して偵察ミッションを出し続けることが可能だ。・・・ただし、それが3000点ミッションかどうかはあくまで運なので、決して油断しないように(泣)。




●栄光の時
さて、今回の記事もそろそろ終わり。長かったストームライダー作戦も、数十回の挑戦を繰り返して、ようやく栄光の瞬間が訪れた。


AIの思考ルーチンと、反転のタイミングが奇跡的に合致し、雲の中を往復しているだけで、次々に敵機体が火線に飛び込んできては火を噴く。


最後に残った一機には、背面を見せたところを、雲から飛び出して一撃!


見事、レジェンドレベル・ノーダメージで3機撃墜達成。上限得点の22500ポイントゲットだ! ヒャッホオオウウウ!!


リーダーボードでも、ドイツ軍の得点で、世界第5位にランク。1位2位の点数はちょっと置いておくとして、3位から5位までは同一ポイントで、実質首位だ。・・・他の2人も、同じ方法を使って最高点を取ったのかもしれない。世の中広いなあ。




これで、ストームライダー作戦は大成功のうちに完了した。分かったこととして、想像以上にストームライダーの性能が良かったということを上げておきたい。戦場に雲さえあれば、相手を雲の中に引きずり込むことで、ほぼ負け無しになる。普通は敵の強さに苦戦するAce vs Aceなんかも、ストームライダーなら楽勝だ。


最初はゴミかと思っていたこの能力だが、意外な使い道があるものである。やはり、逆転の発想が重要だと、改めて思い知るiPadGamerであった。



一応、最高点達成記念に、リプレイの動画を撮ってみた。ニコに上げておくので、興味のある方はご覧いただきたい。

【iPadGamer】Sid Meier's Ace Patrolで最高点を取る動画