ギャン理論について
ギャンについて知らない人のためにちょっと紹介しておきますと
ウィリアム D. ギャン (1878-1955)はテキサス生まれで、
24歳で相場(商品・株式)の世界に入り、独特のルールで
巨万の富を作り上げたといわれる、投資家の一人です。
(ただ、彼の場合は巨万の富はテクニカルの指南書の販売等で作り、
相場での実績はトントンだったという説もあります。)
現在、彼の取引ルールは資産運用面でとても有名です。
というわけで、それ以外の予測法について
とても簡単に紹介してみたいと思います。
まず、最初に前提条件として
*歴史は繰り返す
これが根本としてあります。
このことをベースとして
1.過去の高値・安値をベースとしたリトレースメント
過去の高値。安値は抵抗線となります。
戻りに関しては
1番重要なのが1/2
次に1/4・3/4
その次に3/8・5/8となります。
2.タイムサイクル
安値~安値 高値~高値 安値~高値 高値~安値 を
年・月・週で分析して次の高値(安値)の時期を予測します。
3.アニバーサーリーの重要度
過去の高値・安値をつけた月はトレンドの重要な転換点となりやすい
4.価格と時間の均衡
過去の価格・時間帯をそれぞれ一つの単位数量としたとき、
均衡させるとおのずと将来が判明する。
(具体的には、100という価格が重要なトップ(ボトム)であったとすれば、
そこから100日経過後に相場は転換を迎える可能性が高い)
5.ギャン・アングル(チャートに引く線)
45度線が一番強いトレンドラインである。
(過去チャートで1番強いトレンドを1x1の45度線に修正して
それを基準に縦軸・横軸を決めて現在のトレンドの強度をはかります)
6.バイブレーション
天底の価格が相場に影響を及ぼし、転換の日時を暗示する
(例えば、重要な高値が1,125円とすると、11月25日に転換点をむかえる)
7.ギャン・スクエア
下記の図のようなものです。
相場が開始された時の価格、あるいは主要な安値を真中に据えて、
一定の数値ずつ右回りに増加させていきます。
縦軸、横軸、斜め軸に現れた数字に意味があると考えます
8.占星術・数秘術
ギャンは占星術や数秘術からも相場を予測してました。
と、なります。
なお、ついでなので資産運用に関しても簡単にまとめておきます。
1.マネーマネジメント
*資産を10等分し1回の取引で1/10以上のリスクをとらない
*過剰な売買はしない
*損が出たら取引量を縮小する
*成功した後でも取引量を増やしてはならず、連続して取引に成功したら
利益の一部は温存する
*資金全部を1銘柄に集中させない。できれば4~5銘柄にする。
2.ストップオーダーの鉄則
*ストップオーダーを必ず使う。
*利益が出たらストップオーダーをポジション値に近づける
3.難平禁止
4.ピラミッティング
*ピラミッティングするにはとても強いトレンドの出てる銘柄を選ぶ
タイミングは抵抗線(支持線)を抜けたところ
5.トレンドフォローにおける鉄則
*トレンドに逆らわない。
自分のチャートとルールに従って取引する。
相場のトレンドに確信が持てないときは取引しない
*買い売りともに行う
*相場の天底を当て推量しない
安いというだけで買ってはいけないし、逆に
高いという理由だけで売ってはならない
*配当目当てやこまかい取引はしない
*小さな利益と大きな損は避ける
ちなみに、予測が不十分でもマネーマジメントだけで十分に利益はだせますよ。
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