サマンサタバサが株主対象の販売会を実施 | 億万長者になるために~新興市場の注目株~

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㈱サマンサタバサジャパンリミテッド(東証マザーズ7829)が27日に株主優待の一環として

上場一周年記念株主対象優待特別価格販売のIRをしました。


販売会の内容:招待状を持参の株主が対象

          当社グループ商品を優待特別価格にて販売

販売会対象者:平成19年2月末現在の株主

販売会の時期:平成19年6月予定


サマンサタバサHP:http://www.samantha.co.jp/

上場一周年記念株主対象優待特別価格販売のIR:http://www.samantha.co.jp/pdf/061127.pdf




サマンサタバサの寺田社長はマスコミ関係にも多く出演されてるので、ご存知の方も多いかと思いますが

知らない方のために少々企業分析を行いたいと思います。


まずサマンサタバサはアパレル企業です。


基本的にはバックを企画・製造・販売する企業と思って良いと思います。

社名通りにサマンサタバサというブランドのバックを主に20才台女性(←私の推測です)を

ターゲットとして展開している企業です。


サマンサタバサは海外の高級ブランドを強く意識しており、セレブリティルームとオーダーメイドルーム

を設置し、スタッフとゆっくり相談しながら希望のオーダーをすることも出来ます。ブランドイメージUP

のために日本の有名なタレントのみならず、海外のタレントまでも採用し、ワールドワイドなブランド戦略

を現在、展開しています。日本初の本格的なブランドとなりうる企業ではないかと思います。



で、ここからは企業分析です。



売上構成(2006年2月)

 バック 部門  :11,552(85.3%)

ジュエリー部門 : 1,387(10.2%)

 その他 部門 :   612( 4.5%)

(単位:百万円)



ブランド別店舗数(2006年2月)

  サマンサタバサ  :43

  サマンサベガ   :28

バイオレットハンガー:17

サマンサティアラ   :13

  その他       : 1

  合計        :102

以上の売上構成からしても現在はやはりバックの会社と言っても良いのではないでしょうか?



次は売上の推移ですが、


2002年2月期  5,190,152

2003年2月期  6,124,325(前年比118.0%)

2004年2月期  8,590,471(前年比140.3%)

2005年2月期 13,552,212(前年比157.8%)


と非常に急速に業績が拡大しています。


ちなみに私は1999年頃にこのブランドを知り、非常に良いブランドだなぁ~とは注目していましたが、

ここまで業績が拡大し、上場することになるとは想像もしていませんでした。


2006年2月末時点で102店舗ですが、今後20~30店舗ペースの出店計画をたてていると

P11の店舗展開についてで記載されています。

となると普通に考えれば、現在の102店舗に対して毎年20~30店舗の出店計画なので、

今後は2~3割程度の成長になるのではないでしょうか!?


2007年2月期業績予想

  売上   17,006(百万円)

経常利益   2,476(百万円)

当期純利益  1,262(百万円)

EPS      7,516(円/株)


11月27日終値が41万7千円なのでPERは55.4倍と非常に高い評価を受けています。

2005年12月に上場してばかり&企業としての注目度が高いことから高い評価を受けているのでは

ないでしょうか!?


個人的に企業としては注目していますが、株式には・・・って感じですかね~。


寺田社長自体が成長思考を持っていることから、店舗数拡大のみによる企業成長をイメージしている

わけではなく、恐らく今後は洋服や靴などを手掛けたりするなどして、海外ブランドに肩を並べることを

目指して、売上及び利益の最大化をしていくのではないかと思います。


しかし、洋服や靴などの新規事業を手掛けて成長するにしても、費用と時間がかかることから、

現在のPERは割高に感じてしまいます。


日本発(初)のブランド企業になるべく寺田社長、頑張って下さいネ!!