今日、ダヴィンチの株主総会に出席してきました!
遅刻して・・・。
まず会場は私と同年代に近いと思われる方がたくさんいて、
しかも満席(昨年はチラホラって感じだったんですが)!!
注目される企業になったんだなぁ~、と体で感じると共に
私も株式知識や銘柄研究で頑張らなければと思いました。
遅刻しましたが、質疑応答にはなんとか間に合いました・・・。
一応、1年に一度の質疑が直接出来る場面のため、
たくさん質問してしまいました・・・。
会場にいた方には、長い時間をかけてしまったことを
お詫びいたします。
質疑応答の内容(他の方の分も含む)
①金子社長の考える今後の不動産環境は?
→今までは、安くなっていくと見込まれる家賃の物件を
買って(リスクを負って買う状況)いかなければ
ならなかったが、現在は買ってきた物件の家賃を
上げて(値上げしやすく、リスクをあまり負わない状況)
売却していく環境になった。
また今までは供給量が少なく買いあさっても良い状況
だったが、今後は供給量が増えてくると思われるため
警戒して物件を選別していかなければならない状況と
なっている。
不動産環境の変わる潮目は、金利の上昇だが、金利の
上昇は家賃の上昇率ほど上昇するとは考えていない。
家賃より金利が上昇していくとデフレになってしまうが、
デフレの終焉とインフレの開始という局面に入ってきた。
そして現在、戦略としては買う物件の内容を大きく変えている。
クラスA(300億円以上の物件)を主体に買っており、
既存物件より開発物件に投資している状況。
また、不動産を多く所有している企業の株も投資している。
この株式投資により間接的に不動産の上昇を利益に
つなげていっている状況である。
現在、不動産環境の変化の潮目を感じている状況である。
クラスAは家賃上昇しているが、物件価格は上昇していない
クラスBは家賃が上昇していないが、物件価格は上昇している
(クラスBはREITに組み入れる物件対象になっているため)
1兆円ファンドの主旨は、現在売り手市場で売り手が
買い手を選ぶ投資環境の中、競争に勝つために裁量
の効く(→一任勘定ファンド)資金を多く持つことが重要
であると考えている。
この裁量の効く一任勘定ファンドを持っていることが
他社にはない当社の強みである。
②金子社長の考える最大のリスクは?
→金利の上昇が家賃の値上げ率を上回るデフレ
状態になることが最大のリスクであり、戦略の更を
余儀なくしなければならないだろう。
③前回の株式分割が何故、3月3日であったか?
→100万円以上の状態が継続的であることが
株式分割の基準になっている。
④以前の2004年12月中間決算期説明会資料における
含み益60億円についてのその後の状況は?
→含み益についてハッキリ言えないが十分、それ以上
(現在、その後のファンド含めて60億円以上?)たまっている。
含み益を計算するなら、ダヴィンチの運用資産残高
とDAオフィス投資法人の運用資産残高引くと今後、
川上ファンドから川中・川下ファンドに売却されると
見込まれる残高が計算出来て、参考になると思う。
(川上ファンドから川中・川下ファンドに売却される予定で
ある金額の相関関係を見れば分かるということだと
思います)。
⑤ファンドで購入した物件の売却先について
→8割以上は川中のプレリート又は川下のREIT
への売却を考えている。
⑥ファンドで投資している企業名及びその状況について
→5%ルールに達している投資先企業として
東京機械、明電舎、ユアサ・フナショク、イヌイ建物
の4社である。現在、合計約20社の小型株投資して
いるが、1兆円ファンドでは中・大型株も対象として
投資していく。
不動産の評価が低く、PBR0.6%以下でコアビジネスが
順調な企業に投資している。この企業の不動産をダヴィンチ
に売ってもらえるのが一番だが、ほとんど売って貰えない
ため、オン・バランス又はオフ・バランスして不動産の
価値を上昇させる提案を6ヶ月前からしている。
⑦1兆円ファンドの出資状況についてとダヴィンチが
1兆円ファンドに500億円と従来よりコ・インベストメント率
が上がっている点について
→既に約2200億円確約済み(大半が既存投資家)で、
1700億円が外部投資家資金で500億円がダヴィンチが
出資している。1700億円の約半分がアメリカの投資家
(約10社、財団や年金基金)、残りの約半分が日本の
投資家(約40~50社、年金基金や機関投資家)である。
残りの800億円はヨーロッパからの出資が多くなるだろう。
500億円とコ・インベストメント率が上昇している点は、
ダヴィンチの自己資金を運用するのに一番良い投資手法
であると考えているため。
⑧既存物件の賃料値上げについて
→クラスAの物件(ホテルもレジデンシャルも)は賃料が
上昇している。テナント賃料も値上げしやすい状況と
なっている。
⑨川下REITから私募リートに戦略変更したことについて
→REITは個人投資家に買ってもらうためのものであったが
現時点でREITは個人投資家の参加率が低く、個人投資家に
買ってもらえておらずに大半が機関投資家である。
個人投資家に買って貰えないのに対して時間とお金を
かけるより、機関投資家に対してプレリートで販売した方が
効率良く販売出来ると考えているため。将来的にREITは
個人投資家に多く参加される商品となるものと考えており、
REITが個人投資家に受け入れられれば、もっと大きな
REITをPOしたい。
⑩1兆円ファンドの次のファンドについては
どのように考えているか?
→1兆円ファンドの次のファンドは有価証券や債券を多くして
いくことになるだろう。債券投資でいえばメザニンファイナンス
になるだろう。よって今後はメザニン投資が好きな投資家を
集めていくことになる。
⑪海外の不動産投資について&ホテル事業について
→日本のホテルは物件価格が上昇していないし、十分今後収益
の上がる投資先であり魅力がある。
また海外不動産投資については現在、日本以上魅力が
ある投資先はない(海外にはあまり興味が無い様子でした)。
⑫従業員のストックオプション制度導入はどうか?
そうすれば株主と利害を共有出来るのでは?
→従業員がダヴィンチの株を持つのは個人の自由と
考えている様子で、ストックオプション制度を導入する
考えは無い様子。
また人材流出を防ぐため従業員にファンドへ
コ・インベストメントしてもらい、3年間は投資
している状態となり、人材の流出を防いでいる。
最後に金子社長個人としてまた総会の終わり際で、
①今までは70%以上の成長性ですが、
今後は40%程度の安定した成長に
ランディングする時期をうかがっている
②今期は、昨年に比較して売却規模も
ほとんど同じ1200億程度で70%程度
の増収・増益が可能となる。
とのことコメントもされてましたヨ
それにしても、
40%で安定成長と金子社長が言っている点が凄い!
ですよね~。
成長性が40%って、そう簡単には出来ないことなのに・・・。
でも、そのことを
「さらっ」と安定成長と言ってました!
~~~~~個人的に~~~~~~
昨年より金子社長が個人投資家に対して丁寧に受け答え
している感じで、だいぶ個人投資家を意識し始めたんだ
なぁ~と思いました!新しい情報があまり引き出せなくて、
スミマセンでした・・・。
そして、今回の株主総会で久しぶりに友人に会ったり、
知り合いになった方も複数出来て、その様な面でも
非常に収穫がありました!!
やはり会社説明会や株主総会は楽しいですね~!
みなさんも、LET’S 株主総会&会社説明会!!
私より詳細に分かりやすくまとめられている
で是非、ご確認下さい!
またダヴィンチの熱い討議をされている
もやはり面白いので、ご覧になって下さい!