行ってきました。


今回はGoogle Analyticsを使ったアクセス解析についてです。



ほっとけない風景



6時間という長い時間、集中力は途中危なかったけど

何とか寝ることもなく参加できました。



内容は以下のようなかんじでした。


1.『Google Analytics ベーシック』

小杉国太郎(グーグル)、大内範行(アユダンテ)


基本的なAnalyticsの機能の紹介と、カスタムセグメントの細かい設定方法、

新機能の紹介でした。


<感想>

カスタムセグメントは機能を使いながら解析をしていくことをしないと、なかなか

実感が沸かないですが、これを使いこなすことで様々な角度からサイトの

問題点がわかり、どこを改善すべきか優先度を見出すことができそうです。


新機能としては、「アノテーション」とよばれるレポートにメモをつけられるものがあり

グラフの変化で何が起こったのか、どういう施策を打ったのかをメンバーと

共有することができ、なかなか便利だとおもいました。


「非同期トラッキングコード」はHTML内の上部にも設置でき、非同期なので

これまでより安定しているそうです。


「モバイルトラッキング機能」は日本の携帯にも対応するらしく、春くらいまでには

公開されるとのこと。

キャリア依存での細かい問題(リファラーをとれない)を除けば、PCと全く同じ機能が

使用できるそうです。


グーグルの小杉さんは何だかアンドロイドみたいでした。






2.『仮説検証型、かつ4つの対顧客戦略でデータを見る~Google Analyticsを使った分析のあるべき流れ』

衣袋宏美(クロス・フュージョン)


1.推移を見る(トレンド)

2.比較する(ベンチマーク)

3.分類してみる(セグメント化)


この3つのことをベースにAnalyticsを使用しながら会場の参加者に問題をだし

回答を求めるような形式ですすみました。


<感想>

同じテーブルの人と問題を検討するちょっと参加型のかんじが集中できてよかったです。

経路分析は複雑すぎて困難なので、目標達成プロセスからシナリオ分析することが

大切とのこと。





3.『ユーザー行動をセグメント化して、サイト改善~ユーザーの行動と気持ちに寄り添うセグメンテーション分析』

大内範行(アユダンテ)


実際にある温泉旅館の改善を例に挙げながら、検索キーワードとサイト内でクリックされた

情報の組み合わせなどを検討しつつ、ユーザー動向とそのページの最適化を考えるといった

ことがメインでした。


<感想>

検索するユーザーの心理を考えながらそのユーザーごとに必要な情報が何かを

検討したのだけれど、新規率、滞在時間などの情報を多面的に見ないとけっこう

読み違うこともあって以外な発見もありました。





4.『Web制作会社のための、顧客が逃げないGoogle Analyticsレポーティング~成果アップのための解析「報告」の実践』

石井研二(HARMONY)

Analyticsとエクセルを使って主に直帰率と滞在時間で、そのページの効果、問題点を

解析し、そのサイトのもっとも使われているルートまた見えない優良なルートを見出す

ことを関西弁でおもしろおかしく語ってくれました。


PVを多く集めているが直帰率が高い⇒緊急対策、効果大

PVは少ないが直帰率は低い⇒成長戦略


<感想>

石井さんは話がおもしろく、内容にも興味がもてるもので、60分ずっと集中して

きくことができた。


社内やクライアント向けに効果的な分析報告をするにはどうすべきか?

というところまで話があって、エクセルを有効活用するテクが参考になった。


○報告書作成のポイント

 ・全体像

 ・改善されたポイント

 ・効果を伸ばすためのポイント

 ・次に改善すべき課題





5.『経営者視点のサイトリニューアル提案~Google Analyticsを使った経営成果の算出法』

権 成俊(ゴンウェブコンサルティング)


1.成果につながるユーザーのモデル化

2.環境調査

3.コストの提示


この3点をベースにサイトリニューアルの提案をどういった流れで

進めていけばよいのかという話でした。


直帰率だけでは優良なデータを見失うおそれがあるため

analyticsのアドバンスセグメントで直帰以外のセッションを設定して

解析することも重要。


ユーザーのモデル化から有効な新しいキーワードを見出し

最適なページや導線を設置しサイト費用と売り上げ効果を提示する。

モデルごとに数値を出して効果をイメージさせるとよい。


<感想>

割とよくある一般的な話ではあったけど、ユーザーモデル化をして分析、

アクセス数や利用者から改善による効果を提示することの重要性は

わかりやすかった。




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