現在、人間心理学を教えている。

 

きっかけは、大学で産業心理学を学んだこと、かな。

 

経営者がどういう工夫をすると生産性が上がるのかという研究がめっちゃ面白いと思った。

 

何が面白いと思ったのかというと、人間の心理を計測するのだ。

 

例えば、工場の照明を明るくしたら、生産性がどれだけ変化するのかを、

1時間当たりに何個製品が作れるかで計測する。(ホーソン実験)

 

これは役立つと思った。

 

しかし、そんな実践的な心理学はごく一部で、99%は違うのだ。

 

 

学者と一般人には残念な感覚のズレがある。

 

実際の心理学の論文を見てみよう。

 

<性的語に含まれる感覚的情動的意味>

 

本研究の目的は、畳語を用いて、

性的な言葉の感覚的および感情的な意味を調べることでした。

 

畳語は、110の日本語の単音節(例:momi-momi)のペアリングと

組み合わせによって行われました。

 

予備実験を通じて、12、100から569の重複が選択され、

50の被験者に、これらの重複を異なるカテゴリ(7つの感覚と6つの感情)

に割り当てることによって評価するように依頼しました。

 

結果は、触覚、視覚、および固有受容感覚が

性的な言葉と関連していることを示しました。

 

引用:

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/50/2/50_2_110/_pdf/-char/ja

 

どう?わかった?

 

簡単に言えばこの研究は、

 

「もみもみ」「ぺロペロ」「スケスケ」「アヘアヘ」ってエロく聞こえるよね。

 

ってことを研究したのだ。

 

笑えるじゃないか。

 

それが、心理学で研究されると、こんなに分かりにくい話になる。

 

これでも一応、伝わりやすすそうなやつを選んだのだけどね。

 

 

「もみもみ」「ぺロペロ」「スケスケ」「アヘアヘ」ってエロく聞こえるよね。

 

これで十分だと思うのだけど、研究者はそれがなぜなのかを

 

大学の研究室で、時間をかけて研究している。

 

すごく変な人たちなのだ。

 

 

 

この研究者の変さの正体は何か?

 

研究者と一般人には、感覚のズレがある。

 

一般人は、生活に使える分かりやすい道具が欲しいと思っている。

 

それを知っておくと、仕事が効率よくなるとか、恋愛が上手く行くとか。

 

しかし、研究者は、生活に使えるという視点がない。

 

ただ、「もみもみ」を不思議に思って調べるのだ。

 

「どうしたらもみもみできるか?」

 

「気持ちいいもみもみのコツは?」

 

ではなく、

 

「もみもみがエロく聞こえるのはなんでだろう?」

 

に興味が向かってしまう人たちなのだ。

 

 

研究者になろうと思う人は、そもそも社会不適応者が多い

 

要するに、空気が読めない人たちだ。


上手く適応できない人たちが、世の中の人たちが読んでいる「空気」

 

を不思議に思って、データを取って考察しているのだ。

 

調べてその論文を出すのだけど、不思議に目が向けられているので、

 

これがどう生活で役に立つのかという視点が抜けている。

 

 

 

 

 

論文には、こう活用しましょう、という話は一切出てこない。

 

逆に、どんどん生活に使えない方向に話が向いていく。

 

これは、冷静に読むと笑える。

 

 

上述の論文の締めくくりはこうなっている。

また性的語のもつ意味内容について, 

本研究でとりあげた7つの感覚項目が 

充分であったかどうか,

6つの情動項目のとり上げ方が

適切であったかどうかについては,

さらに詳細な検討が必要であろう.

 

要するに、

 

「触覚、嗅覚、視覚などの項目で十分かな。

これから検討しなくちゃいけないね!」

 

と研究者仲間に向けて言っているのだ。

 

もう、どうでもいいだろ!

 

恋人に気持ちいいもみもみをしなさい!

 

と思うが、

 

この論文を読んだほかの研究者が、

 

「7つじゃなくて9つに増やしたよ。年齢別でもデータを取ったよ」

 

などという論文を発表する。

 

つまり、論文は研究者同士のコミュニケーションでもあるのだ。

 

 

 

まとめ

 

一般人にはどうでもよさそうなことを、数値を取って深く深く研究している。

 

どう役立つかはほとんど考えずに、もっと詳しく調べましょう!と盛り上がる。

 

それが心理学なのだ。

 

だから、心理学を勉強しても人生がよくなるわけではない。

 

 

 

 

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態度が相反する他者への過度なバイアス認知を錯視経験が緩和する効果

 

 

日本語版幸せへの恐れ尺度と日本語版幸せの壊れやすさ尺度の信頼性・妥当性の検討

 

 

利己的行動・利他的行動は連鎖するか


 

 

 

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