あなたは正解できるか!?間違えやすい計算【解説】 | 数学美術館 

あなたは正解できるか!?間違えやすい計算【解説】

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


先日の間違えやすい計算 でこんな計算問題を出しました。


6÷2(1+2)


たいていの方がと答えられたと思います。

またと答えられた方もいらっしゃいます。

いったい、正しい答えは何でしょうか?


以下、当ブログの数学スーパーバイザー から教えて頂いたことを交えて書いています!


この式でポイントとなるのは、×(かける)の省略です。



中学1年生の数学で文字式を学びます。


a+a+a=3×a=3a


というように、×(かける)を省略して書きますよと習います。



一方、小学校では四則演算(+-×÷)の計算順序のルールを習います。


×÷、かっこを先に計算して、+-は後


と習います。



では、省略された×(かける)はどうなるのでしょうか?


実は、省略された×(かける)のルールは


掛け算・割り算は左から計算する。但し、掛け算が省略されている場合は一つの数字の様に扱う為、割り算の割る数にある場合は先に計算します


とあるそうです。(伝聞系なのは、私自身が文献で調べていないからです。ネットでなく、書物を見て調べていきたいと思います。)



ab÷ab=1


はこのルールに則っていますね。



ですので、6÷2(1+2)=1となります。



そもそも6÷2(1+2)はなぜこんなに議論を巻き起こすほど、ややこしいのでしょうか?こんな単純な式なのに…。



中学の数学教科書を見る機会があれば、見たいのですが、中学数学で「÷」と「省略された×」が実数計算で出てくることってあるのでしょうか?


もしあるとすると、そこに四則演算のルールや答えとなるヒントがあるはずです。ないなら、慣れ親しんでないのでこんなに議論を起こすのかもしれませんね。


今度、本屋さんで中学校の教科書や参考書を調べたいと思います。


P.S

なんだか私自身勉強不足なものを書いてしまいました。色々と勉強させていただきまして、ありがとうございました!何かご意見・ご感想などありましたらぜひメッセージくださいね!