神聖なる数「10」 ~テトラクテュス~ | 数学美術館 

神聖なる数「10」 ~テトラクテュス~

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。




上質が分かる知識人のための数学美術館 -テトラクテュス
その昔、10は神聖な数とされていました。


右の絵をご覧下さい。


これは●が並んでいるだけではありません。


●が1つ、2つ、3つ、4つ。

この形をテトラクテュス(Tetractys)といい、

完全なる形と考えられていました。


正三角形という美しい形が、自然数の和によって表せるのです。




また、音楽においての調和、和音も説明が出来ます。

音楽において、ハーモニーは、振動数が1:2、2:3、3:4のときにうまく調和します。


それがこのテトラクテュスには書かれているのです。




古代ギリシァにおいて、万物は数で出来ていると考えられていました。

テトラクテュスは、そんな世界を象徴するものかもしれませんね。