今回は、なぜ、ハングル文字はローマ字だと言えるのか、具体的に説明してみます。
さっそく、ハングル文字を読んでみることにしましょう。
타케시마
何と書いてあるかというと、「タケシマ」です。竹島をハングルで書くと上のようになります。
ハングル文字はローマ字だと言っている手前、ローマ字で「タケシマ」を書いてみると、あなたもご存知の通り
TAKESIMA
(便宜上「し」をSIと表記します。)
となりますね。
ひらがなやカタカナでタケシマと書くと4文字で、ハングルで書いても4文字に見えるのに、ローマ字だと8文字に増えてしまうじゃないかっ!
ハングルってのは韓国のひらがなとおなじなんだろ!!
なんて、言われそうですが
やはり、ハングル文字はローマ字と同じ考えで書かれています。
ローマ字は、「タケシマ」と表すときに、ひらがなで4文字で済むところを8文字で表しています。
なぜなら、子音を表す文字と、母音を表す文字を別々に書かなくてはならないからです。
T K S M
これは子音を表すアルファベットです。
これだけ書いても日本語としては読むことができません。
A E I A
これは母音を表すアルファベットです。
これだけ書くと、ローマ字としては「アエイア」と読むことになりますね。
つまり、ローマ字は「子音」を表す文字+「母音」を表す文字をセットにして表記することによって、日本語を表している表記方法だと言えます。
T+A、K+E、S+I、M+A
こういうことですね。
では、ハングルでは、タケシマを4文字で表してるみたいだけど、どうなっているのか?というと、ハングル文字もローマ字と同じく、実は
「子音」+「母音」をセットにして、
表記する文字なんです。
もう一度「タケシマ」のハングル版を見てみましょう。
타 케 시 마
文字と文字の間にスペースを入れてみましたが、4文字で書かれているのは確かです。
しかし、この4文字。さらに分解することができるんです。すると、こうなります。
ㅌ ㅏ ㅋ ㅔ ㅅ ㅣ ㅁ ㅏ
これが何かというと、それぞれ「子音」を表す記号と「母音」を表す記号に分解したのです。
「子音」+「母音」ということは、ローマ字と一緒ですよね!?
それぞれの記号がどういう音を表しているのか、見てみると、
ㅌ(T) ㅏ(A) ㅋ(K) ㅔ(E) ㅅ(S) ㅣ(I) ㅁ(M) ㅏ(A)
となります。
アルファベットのEみたいな記号が、「T」の音を表し、カタカナのトみたいな記号が、「A」の音を表すので、
Eとトをくっつけたら、「타」となり、これはつまり「TA」と読む・・・。
ハングル文字というのは、こういう原理でできた文字なんです。
ローマ字と同じだって意味がわかりましたか???
つまり、ハングル文字というのは、子音記号と母音記号があるので、それぞれの記号がどういう音を表しているのかを覚えた上で、それを組み合わせていけばいいということなんです。
こういう説明のしかただと、ハングル文字を覚えるのが、簡単に思えてきませんか?
ハングルが3日以内に理解できるようになります。