認めたくないこと(1) の続きです。
そうやって、仲間外れにされていた一方で
私の中で、吃音に対するコンプレックスは
かなり大きなものでした。
「音読」ってのがあるのでね、学生時代は・・・
当たりそうな日は、自分が詰まらないで読めるかどうか必死で
文章の内容が頭に全くない、なんて当たり前でした。
どんなに弾みをつけて言いやすくしようとしても
どうしても読めなかったことがありました。
その時にどうしたか、というと
しばらく頑張っているのですが
自分自身が、全員が私が読むのを黙って待っている、なのに読めない、という状況に
耐え切れなくなって悲しくてどうしようもなくなり
泣きながら黙って席に座って、ということをしてました。
ここまでひどいのは覚えている限りこの一回でしたが。
はたから見れば、一人で悲劇のヒロインに陥っているだけの私でした。
小学校の時に帰り道に鬼ごっこをしていて
背が低く、運動神経も悪い私はいつも鬼になっていました。
はじめのうちは何くそー、と思って頑張るのですが
他の子にタッチしてもすぐまた自分が鬼になることが続くと
やっぱり急に泣いて拗ねて一人で帰り始めるのです。
・・・嫌なやっちゃな~
いじめられて当たり前・・・ですよね。
あっっ、話がそれてしまった💦
そんな学生時代が過ぎ、社会人になってからは
現実的に吃音で困る事も結構あって
いつの間にか「吃音」だから「仲間外れにされた」と変換されていたようです。
それに気が付きはじめたのが
社会人になってから参加した吃音教室で作文を書いた時の事でした。
認めたくないこと(終) へ続きます。