雑記 | フランス語発音上達ブログ!

フランス語発音上達ブログ!

TOEIC980。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智博士課程在学中の井上がフランス語の発音を上達させるための方法について話します。

先日から、ある種前近代的なシステムの方がいいのかと、突破者や上のきんぴかを読んで思っていたのですが、今お客になってくれてる人ってどんな人なんだろうと改めて考え直しててみたんですけれど、結局僕と価値観が近い人なんですよね。で、それで思ったんですけれど、だったらもう好き嫌いでお客を選んでいいんじゃないかと。



というか、友達になれそうかどうかでお客を選んでいいと思うし、逆に言えば多分僕がやってる授業を受けない人と友達である必要ないんじゃないかなと。というのは、大体断れるときって「ああ、価値観が違うんだな」と思うことが多かったんで。



で、この考え方をもう一歩進めていくと、結局なんで仕事するかというと、結局友達を作るためなんじゃないですかね。このブログ書き始めて以来、「金を払わない人は無視しよう」という態度でやってきたんですけれど、そうするとなぜか「お金を払わしてください」と言う人が向こうから集まってくるし、そういう人たちは結局僕と興味の対象が似てたりして、まあだからお金払わない人より話してて楽しいんですよね。



で、これって何でそんなことが起こるかといえば、結局のところそれは旗幟を鮮明にしたからにすぎないんでしょうけれど、でもそうして思ったのは逆に「仕事でやります」って看板掲げるから、本質的にはそれほど関心ない人が離れて行って、逆に自分と同じことにすごい興味がある人が集まってくるんじゃないですかね。



よく、マーケットとかで定価がついていないのは、そこで値段の交渉を行うことで相手とのコミュニケーションが成立するからだという説がありますが、昔はこれを聞いてもだんだんわからなかったんですけれど、最近なんとなくわかってきました。たぶん、人間って用事がない相手に対して話かけられないんですよね。でも、そこに商品が売ってあると「子の商品を買う」という名目の元人に話しかけることが出来るし、そらにその商品の定価が決まっていないと、「これってなんでこの値段なんだ?」とか「どうしてお前はこれがほしいんだ?」とかいう会話が生まれて、そこでお互いの理解が深まっていくのではないでしょうか。



グラップラーバキで「闘争はコミュニケーションの一形態」という文言がしばしば用いられますが、もしかして値段の交渉と言うのもそうなのかもしれません。そう考えると、マーケットで値段の交渉をしようとしない相手が高い値段で売りつけられるというのもわかってくる気がします。というのは、結局交渉をしないで買う相手と言うのは、売り手との間に成立しうるコミュニケーションを重視せず、値段だけで物事を判断してるわけですからね。言い換えれば、全てを金で判断してるわけでしょう。そりゃ、高い値段で売りつけられますよ。



なんか、こう考えてくると、世の中全く違って見えてきますね。もしかしたら、最近の少子化とかにもこういうのって案外関係あるのかも知れませんね。僕は働いている人とかが、「出会いがない」とか言うのを聞いて、外を歩いていて出会いがないとか言う概念が理解できないんですけれど、考えてみたら全てが定価で売り買いされて、セールスの機会が全くないと言うのは、考えてみるにひたすら無機色な世の中なのかもしれません。



だからこそ、社会人サークルとか作るんでしょうけれど、しかしそんなことするよりは、自分で仕事することで、自分と興味の似た人を多々集めて、その人と交渉することで人間関係を深めていく方が、仕事とプライベートが分かれているよりも、よっぽど幸福なんじゃないかなという気もします。



ああ、時間超過です。このあたりで終わろう。



ではでは。