セミナーに行ってきました | フランス語発音上達ブログ!

フランス語発音上達ブログ!

TOEIC980。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智博士課程在学中の井上がフランス語の発音を上達させるための方法について話します。

アルクブログですが、なんかリニューアルされて確実に使いにくくなってる気が。前の方が、ほかの人の更新がすぐわかって使いやすかったですね。どうにかしてほしいもので背う。しかも、さっきアップした記事が、なぜか消えてるし。気を取り直してもう一度。



先日のエントリーで書いたセミナーに行ってきました。女性の未来館でやっただけあって、男性参加可能にもかかわらず、男は僕一人でした。まあ、しかし、非常に面白い内容だったので、大満足でした。



今回はフリーランス講座ということだったのですが、その中でも特にライター志望の人を対象にしてたので、ちょうどよかったです。最初に福沢さんという方が、フリーに関する一般的な話をされたのですが、それを聞いて自分がいままでやってきたことがわりかた間違ってないということがわかり、ほっとしました。



特に、フリーの営業法に関しては、「1.営業をする→2.仕事をゲット→3.リピート発注→4.営業しなくても仕事が回る」という理想的な方向で営業ができてるのがわかって、安心しました。後、お世話になったらサンキューレターを書こうというのに関しては、考えてみれば僕の本が出たのもサンキューレターのおかげなので、非常に納得がいきました。ちなみに、僕は最初サンキューレターを産休レターと勘違いして、働く女性は大変だなあと妙な納得をしてました。



その次に、ムギさんがお話されたのですが、さすがコンサルだけあって、プレゼンがすごく上手でした。キーボードを打つのが一番のボトルネックだといってたので、ぜひCD教材を開発してもらいたいなと思いました。また、ムギさんは目の前のことをやることでだんだんキャリアが積み重なっていくという「わらしべ長者理論」というのを提唱してたのですが、これは福沢さんのフリーの営業と共通点も多く、これからの方向性を考える上で参考になりました。



後、フリーは仕事獲得→サービス提供→資金回収のサイクルが長いというのと、書籍は売れないと経費われになるというのは、心のそこから納得がいく話です。特に、サイクルの長さというのはかなりのものなので、そこを何とかするための資金獲得方を考えていく必要があるなと思いました。ちなみに、ムギさんは、資金運用で収入を得てるとのことでした。



その次に、はにわきみこさんが、自分の体験談に基づいて「フリーとは?」という話をされました。「小説やエッセイを書きたかったので、まずは実用書から始めることにした」という

のは、すごく納得のいく戦略だと思いました。やはり実用書のほうが、格段に敷居が低いですからね。パソコン本で本を出し、税金本でヒットを出し、その後は便秘やストレス解消など自分の興味のある領域で本を出すという戦略は、参考になりました。



その後は、福沢さん・ムギさん・はにわさんでのトークを行い、さらに懇談会をやりました。忌憚のない意見が伺えて、非常に面白かったです。メールで参加可能かどうか問い合わせたときに、「基本的には女性向けの内容ですが大丈夫ですか?」といわれましたが、十分楽しめる内容でした。



さて、今回のセミナーで一番印象に残ったのは、ライターとして物を食うことが以下に難しいかということです。なぜ難しいかというと、それには二つの理由があります。一つは、そもそもお金が入ってこないからです。本というのは、値段×印税×発行部数となりますが、そもそも値段が1000円とか2000円と安い上に、印税も10パーセントぐらいと高くありません。おまけに、最近はどこも発行部数も低いです。なので、買い手も基本的にはお金にならないんですよね。



じゃあ、ヒットを出したらいいじゃんと思うかもしれませんが、そんなに話は簡単ではありません。例えば、1000円の本が印税10パーセントで100万部売れたとしても、1000×0,1×1,000,000で一億円にしかならないんですよね。しかも、そのうち半分ぐらいは、税金で持っていかれますし。それに、知名度が高い人は別として、普通のライターは数十年かかって100万部売れればいいほうですから、そういう人の生活はおして知るべきです。なので、そもそも本は金にならないんですね。



二つ目の理由としては、現金が入るまでのサイクルの長さがあります。本というのは基本的に売り掛け商売なので、本を書いた後にライターに印税が入ってくるのに数ヶ月かかります。なので、その間をどうするかというのを考えておかないと、企業の黒字倒産みたいになってしまう可能性があるわけです。



以上のような二つの理由から、ライターとして飯を食うのはかなり難しいわけですが、じゃあどうすればいいのでしょうか。対策はいろいろあるかと思いますが、個人的には、ライター以外の商売を持つことに加え、コンテンツ事業を展開することで、現金が常時入ってくるようにしてキャッシュフローの流れをよくすることなんじゃないかなと思います。



これに関しては、気が向けばまた書きます。