宮崎椅子製作所へ、2泊3日のワークショップ。
普段はもう少し長居するので、今回は少し短め。
今回の主な予定は、10月にAXISで発表したノックダウン・ラウンジチェアーの第2次試作。AXISに出していたものは、第一次試作。詳細は実はまだこれからなのだよ。

担当は、前回も紹介した
小石くん。

私の最初の小石くんへの意味のない不安は厚い信頼へ日々大きく変化している。彼はスッゴイ童顔なので、ついつい少年扱いしてしまうのですが、真の強い職人さんです。

ワタクシ思うに、担当者は其れなりに非常に重要だと思うわけですよ。たとえば、ファッションデザイナーとパタンナーの関係に近い。パタンナー次第で、その作品の空気感がまるで変わってしまう。将来、彼とDC9,10を超える作品が作れると嬉しいな。
今回はまず、座り心地の改良から。
ウレタンフォームを、付け足したり、削ったりを永遠繰り替えす。

時々、社長が来て座り心地を試すのだが、社長の体型と、一般日本人体型、そして、私達の体型は違いすぎる。そこを、うまく擦り合わすのが、毎回大変なのだ。

↑お、笑ろうとる、笑ろうとる。ええ感じなんかな?
最後の最後で、宮崎さんがあるアイデアを提案。その提案+ウレタンを付け加えると、劇的に座り心地が変わったので、みんなで即決。
そんな傍で、DC10の最終仕上げをしている千葉君。


表面しあげを、試しにソープ・フィニッシュでやって見ることになって、いくつかのメーカーのものを説明書を読みながら、試し塗りを手伝うワタクシ。

どれにしようか千葉君と話し合ったのち、彼がいよいよ椅子にソープの泡をのせていく。泡だらけになってくDC10。

そんなことをしつつも、ラウンジも先に先に進めて行きます。
ノックダウン・ラウンジチェアーは、その名のとおり、組み立て/組みはずしができるもので、組み立て方を考えないといけない。どこにネジを持ってくるか、どうやって強度を保つかが、今回の一番の難関。ネジはできる限り見せたくない。特に背の固定をどうするかで1番悩みくだねる。最終的には、背の後ろに、見(魅)せるネジにした。
何だ、結局オチはシンプルだったのね、って感じか、そこのあなた。
(大袈裟な)安全性と、強度、消費者が簡単に組み立てる事が出来るとなると、そうそうそんな優れたアイデアは無いのだよ。
いつも宮崎椅子製作所は、休む間もなく夜遅くまで機械が動いています。

それでも、仕事の終わる頃、私たちの様子を見に、男の子達がやって来て、いろんな話に花が咲き、いつまでも終わりません。彼らとの話は、私たちにとっても学ぶことが多く、こういったコミュニケーションは、良い作品を作り上げる上でホント必要不可欠に感じます。

工場内の暖炉が、とっても気に入った今回。

工場内もこの暖炉一つで何だか気持ちが上がるよ。もともと子供の頃は火遊びが大好きだった。工場内から、木屑や切り落とした木の破片を沢山集めてきて、消えそうになると、くべる。

ついでに、村澤さんの脚も沢山あったので燃やしておきました。
最近の宮崎さんのホームページの写真は、職人でもあり、インハウスデザイナーでもある千葉くんが担当しています。腕が非常に上がって来て、その上達ぶりには目を見張るばかり。彼は作り手なので、見せる所を熟知しているんでしょうね。
勉強熱心な彼は、光の見方、フォーカスのより効果的な使い方、レンズの種類など、事細かにニルスに質問してました。

ちなみに、新年に開催する私達の日本初個展の紹介状も彼の写真です。そして、このブログの表紙も彼の写真。千葉君はDC10制作も一から担当してくれています。
COMODO STOOL、DC09、DC10ならびに、このたび改正したノックダウン・ラウンジチェアーも、1月26日からOZONEにて、個展に展示いたします。しかも、COMODO STOOL、DC09とラウンジは、展示終了とともに販売・発送させて頂きます。通常4ヶ月待ちの宮崎椅子がスグ手にできるチャンスなのです。ちなみにノックダウン・ラウンジは、イノスバセレクション、私達が選んだ本革と樹種、表面仕上げまでをもこだわった仕様になっていて、2台限定なのだ。
と、宣伝もいれたところで、終わりー、とします。