「どのように追従者を逃げるべきか」(マキャベリ・君主論) | 中下大樹のブログ

「どのように追従者を逃げるべきか」(マキャベリ・君主論)

*「どのように追従者を逃げるべきか」(マキャベリ)





マキャベリは、有名な『君主論』の23章で、賢明な政治指導者は、追従者を避けるべきだと説いている。

しかるに、安倍首相の形ばかりの諮問機関は、お友達ばかりで、顔ぶれを見ただけで答申の内容がわかるような追従者ばかりだ。
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アルジェリア独立運動の際、独立を支持するサルトルに対して、右翼や在郷軍人会は「サルトルを銃殺にせよ」といきり立った。

しかし、当時の大統領のドゴールは「ヴォルテールは収監しない」とその要求を退けたという。

偉大な指導者は、追従者でなく、自分の最も手厳しい批判者にさえ耳を傾けるのである。

そしてドゴールはアルジェリアの独立を認め、歴史に名を残す偉大な政治家として、今日でも尊敬されている。