口から入った食べ物は、胃で消化され、
お粥のようドロドロした状態で小腸に流れ込みます。
小腸では、ドロドロになった食物から栄養分を吸収して、血管に送ります。
血管には赤血球や白血球、血小板など以外に、
小腸から吸収した栄養分が流れています。
例えば、ブドウ糖やアミノ酸、脂肪酸などです。
これらの栄養素は血液に溶けた状態で流れているので、
血液を顕微鏡で見ても通常は血球などしか見えません。
ところが暴飲暴食で消化不良の状態が続くと、
未分解の糖の結晶やコレステロール、
タンパク質などが固まりになって血液を流れていきます。
そうすると、いわゆる「ドロドロ血」の状態になります。
顕微鏡で見ると、糖の塊やコレステロールが漂い、
赤血球がいくつもくっついた「ルロー」という状態が見えます。
いわゆる、「血が汚れている」という状態です。
この状態が問題なのは、アミノ酸に分解される前の
タンパク質がそのまま血液を流れているということです。
タンパク質は元々血液中にも存在しており、
これらは問題ないのですが、腸から直接吸収されるタンパク質は、
免疫が異物と判断するので、アレルギー反応を起こすのです。
そうすると、肌の症状も悪化してしまいます。
アトピーを悪化させないためには、暴飲暴食を防ぎ、
肉などのタンパク質を食べ過ぎないことや、
食べてすぐに寝たりしないことが大切です。
また、酵素サプリメントなどを飲んで、
消化不良の状態を作らないことも大切です。