先日、「首都圏のホットスポット」になってしまった柏の作物は100~200年は食べられない、と書きました。
http://ameblo.jp/infinitykatu/entry-11247899588.html
それでは、関東で幸いにも「ホットスポット」にならず、住んでいる土地が汚染されてしまったことをそろそろ忘れているかもしれない埼玉、東京、神奈川の作物はいつになったら気にせずに食べられるようになるのでしょう
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以前、「食品の放射能をどのくらい我慢するか?」というテーマを取り上げたとき、農作物を作る土壌の放射能値が事故前にも見られた20 Bq/kg以下なら自分は妥協している、と書きました。
http://ameblo.jp/infinitykatu/entry-11214352954.html
それでは土壌の放射能が20 Bq/kg以下になるにはどのくらいかかるのでしょうか?
前にも紹介しましたが、農水省で、今年3月までに15都県の約3,400箇所の農地を調べたデータが公表されています。
「農地土壌の放射性物質濃度分布図」の作成について
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/120323.htm
そして、下に示したのが全地点のデータ(PDF)です。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/map/pdf/04_00data_zenken.pdf
今回は「セシウム137」だけを見ることにしましょう。半分になるのに30年かかります。
土壌の放射能が20 Bq/kg以下になるのは、今の「セシウム137」に応じてだいたい次の時間がかかります。
30 Bq/kg → 20年
40 Bq/kg → 30年
50 Bq/kg → 40年
60 Bq/kg → 50年
100 Bq/kg → 70年
200 Bq/kg → 100年
400 Bq/kg → 130年
1,000 Bq/kg → 170年
2,000 Bq/kg → 200年
あとは農水省のデータを基に、それぞれの市町村について検討すればいいかと思います。
県別でいうとおおざっぱに言って次の時間がかかります。
神奈川、南房総、東京 20~40年
埼玉 30~100年(西部でもセシウムが高いところがあります)
千葉(南房総以外)、茨城、群馬 70~130年 (大体100 Bq/kgは超えてしまっている)
栃木 130年~200年(那須地域の汚染は耕作を放棄した方がよいレベルです)
関東の作物を食べられるようになるには、最低20年、高原のものは200年と覚えておきましょう
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この時期はちょうど西日本の生鮮野菜の「旬」が終わってしまって、だんだん東日本に移ってくる時期で結構食材選びもきついですが、今でも妥協するときはなるべく神奈川のものにしてもらっています。
おそらく関西でも北海道でも、この時期は関東産が結構入ってきてしまっていることと思います。
7月くらいになると、青森、北海道の野菜が出回ってきますので、それまでは辛抱しないといけないですね
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