昨日、友人宅で『夜のヒットスタジオ』を見て思い出したのだが、


芳村真理は、山田風太郎の『くの一忍法帖』の映画化


『くの一忍法』


(わざわざ「帖」をとる意味不明)


に、真田の女忍者の一人として出演している。


小生未生の映画。


多分DVDはない。ビデオテープを借り、デジタル化して見た。



芳村真理、当時26歳。


他の女優に混じるとかなり背が高いのが目立つ。



この映画自体は全然おもしろくない。


全部屋内のセットで撮っており、そのセット自体がちゃちい。


駿府城(江戸城かも)とかひどすぎ。


童友社のプラモデルのほうがましだ。



この映画、なんと脚本が倉本聰なのである。


うーん。これは……。


ダリオ・アルジェントが


若いころマカロニ・ウェスタンの脚本書いていたようなものか。


違うか。



千姫は野川由美子。


小生は『桃太郎侍』のころからしか知らないが、


この映画当時は、デビューしたばかりの20歳。ひじょうにかわいい。



坂崎出羽守に露口茂(『太陽にほえろ』山さん)。


さすがに若くて福々しい。


往年の沈思黙考ふうの刑事の雰囲気はなく、短慮の出羽守にはふさわしい。



徳川方の忍者の一人に小沢昭一。


これも若い。



で、当時の芳村真理なんだが、


顔立ちが現今の水川あさみに似ている。


であるからして、


水川あさみも年取ると現今の芳村真理のようになると推定される。



水川あさみが好きで好きでたまらない、


このままではストーカーしそうだ


という方は、現今の芳村真理の写真を検索して見、


不浄観となすべし。


長澤まさみだって、山田優だって、相武紗季だって、佐々木希だって、


行き着くところは


老婆。