先祖が小作だと馬鹿にされてても | クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり

先祖が小作だと馬鹿にされてても

家庭が崩壊してて、家にはおばあちゃん以外誰もいない状態が続いてる子Mがいた。小学生時代こそ明るかったけれど、でも中学に入ってからほんとうにずっと落ち込んでいた。当然みんなから馬鹿にされていた。


Sに住むH川君は、確かに「先祖が小作」だというので、私の住むGの連中から馬鹿にされていたけれど、人間として非常に立派だったなあと。苛められてる子、馬鹿にされている子がいれば、学校側に住んでいるという立地条件で?その子を家に誘って励ましてるという話を聞いた。それをみてあざ笑うのは、私の住むGの旧住民。「先祖が武士」だというので、気位が非常に高く、仲間内以外をいつも見下していた。「バカ」だの「頭おかしい」だの「ならもっと勉強しろ」とか。Gの旧住民の子供って概して勉強が出来なかったけど、H川君も勉強できない子で、目くそ鼻くそって感じだったけど。


H川君がMと肩組んで休憩時間中大声で「♪シャバンダバシャバダバヒーシャバダバ、デューワー♪シャバッシュシャバダバ、シャバンダバダバシャバダバ、デューワー♪シャバダバシャバダバ~」とか歌ってた。Mはずっとうつむいていたけど、少し笑ってた。


-これは平成生まれにはわからんだろうけど、テレビでやってた深夜帯エロ番組の唄で、厨房のガキからすれば貴重な提供源だったのだ-


-ばあちゃんはとっくに寝てしまっていて、だから11PMだろうとトゥナイトだろうが、親の目を気にせず見られるMをよく「おめえ、11PMの見すぎだな?」とか小ばかにしていたH川君。実際はどうだったのかは知らない-


馬鹿にされている子と一緒になって、おどけて馬鹿にされるようなまねをするってのは、ものすごく優しいことなんじゃないか?と。


ワタシはノイローゼが悪化して全身ジンマシンなんて事態になって、でも励ましてくれた、同じくSに住む子を邪険にしてしまったが。


つうわけでここに旧士族と旧小作の、人間としての美しさに大きな違いが有ったような。だって旧士族とか行ってる奴ら、絶対に自分がおどけてウケねらう、ってやんねえんだもん。どっか見下したような表情で、人間として尊敬できる部分がなかった


つうわけで無条件で武士を尊敬できるやつらが大嫌いだ