武士に対する固定観念を破壊してやる! | クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり

武士に対する固定観念を破壊してやる!

時代劇や時代小説に出てくる登場人物から、勝手に「武士って立派だなあ」という固定観念をいだくにいたったのだろう。けれどワタシの周囲にいた「先祖が武士」という連中は、みなせこくずるく卑怯で思い上がり激しく気位が高く、とまったく立派とは程遠い連中だった。一般人が虚構のフィクションを見て勝手に作り上げた、あくまで観念としての武士に「そんなん大嘘やで」と自信たっぷりに言い放ってやる。資料も何もないけど、こちとら現実が根拠だ!


いい年こいて無職のデブブスを地域ぐるみで庇っていたが、ふつう20代半ばで自転車乗ってうろうろしてたら、絶対にどっかで働くように勧めるはず。でも「デブ子ちゃんはね、心が綺麗だから」とか「デブ子ちゃんはね、繊細だから」とかワケわかんねえ理由で労働から遠ざけていた。まああのデブブスってすぐキレて、立場として弱い、10は下のワタシに八つ当たりしてみたり、衆人環視のもと罵倒してみたりで、ちっとも心がきれいでも繊細でもなさそうだったけど、まあ棚に上げまくって。でも連中はとにかく先祖が立派で、えらい武士の家系だったので、もしかしたらと邪推してみた。もしかして「普通のところで働くのは見下されるから」とか「普通のところで働いたら威張れないし」とか「普通のところはふさわしくない」とか、本気で思ってたんだろうか?でも地域の連中ってとにかく公務員が多くて、ついでに縁故っぽかったからなあ。あのデブブスって公務員に縁故でなったはいいけど、でも着いていけなくてやめて、でも他のところで働けないし、立ったのかもしれない。


武士というのは威張れない環境だと逃げ出す、という観念を抱くにいたったが、ここから時代劇を見てみると、結構笑えたりする。


労働は卑しい、とみなしている旧士族が「なんで俺がこのようなことを」とかほざきながら、就職したはいい。でも能力的に完全に劣っていて、ついでに農民の子供だとかと一緒に働いていると、どうしても自分が劣っているような気がする。

ここでゆがんだ発想を抱くにいたる。「本来ワタシは武士の家系なのに農民にさえ見下されている。これはすべて政治が悪い」とか「どうして農民の子供にまでこき使われねばならないのだ」とか、今で言うネット右翼だとか、ネットで政治についてえらそうに語ってるアホみたいな。

「オイ!困るんだよな!ちゃんと働いてくれなくちゃ!!」俺にばかり罵倒が浴びせられている。「職長とやらは俺を目の敵にして罵倒しているが、これは急死族の俺に対する妬みだろう」とか、充分ありうるんだよなあ。実際は誰にでもなされる注意を、勝手に被害妄想で「俺一人に」とか、あるいは「俺に注意を?」とかさ。

というような武士の不平不満、正直言って武士にとって都合よすぎる記載ばかりで現実から遠く離れているのが、どっかの士族の末裔の書庫から出てきて「リアルな明治旧士族の日常」として扱われたり。


あと病弱な武士の妻が内職をして稼いでいるとか、悲惨な武士の日常描写としてよくあるんだが、これって「内職詐欺に引っかかる対人恐怖ニート」と大差ないんじゃないか?あと極端な無能力が家でできる仕事がしたいよーとか甘ったれたことほざいてるのと同じなんじゃないか?そこで出てくる武士の妻ってのがダメなのをごまかすたまに文献ではそう書かれてるというような。


やっぱり武士が書いた資料ってのはどうも信用できないんだ代ねえ。基本で自分が偉いという前提で、ちょっとでも嫌なことがあれば自分は悪くないとかほざいたり。ついうがった見方しちゃうんだよ。現実を根拠とした観念ってのは、テレビドラマをアテにしたそれより、ずっと現実に近いだろ?違うか?


立派ではなかっただろう先祖を立派だと信じ切ってた連中に囲まれて、先祖がちっとも偉くないというので見下され、そして武士ならではの思い上がった言いがかりをつけられまくった毎日、というのは辛かった、という話である。