武士を疑え! | クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり

武士を疑え!

先祖は武士であるというのを誇りとして、やたら威張り腐ってる連中がいた。どう見ても普通の会社勤めが勤まりそうにない劣った人とか、公務員になったはいいけどでも縁故採用が見え見えな人とか、正直まともな人がいなかったけれど、でもこんな連中でも集団になれば確実に力を持つ。私の住んでいた地域に昔から住んでいる人たちが、モロそれで、私たち家族に集団の力で無理難題を押し付ける。逆らったらまた集団の力でねじ伏せられる。たとえばまだ小5だったワタシを集団で取り囲んで、罵倒を浴びせまくる。またまだ小さかった妹がいたのだけど、中学生時代に連中の関係者がいきなりワタシにボソッと「妹がどうなるか覚えとけよ」と言い放った。そいつはいかにもな優等生、でも勉強は全然できなかった、というので善悪の区別の付かないバカだったのかな?とも。

といういきさつを以ってして、先祖が武士であるというので威張ってる人というのは劣ってる人たちなのかな?と。

本当に武士って立派だったんだろうか?自分たちにとって都合の悪いことはまったく記録にも残さず、ちょっとでも嫌なことがあったら刀振り回して力を誇示して、嫌な仕事は身分が下の人たちに任せて、してもらって当然、というような態度で生きてきたんじゃないだろうか?

歴史小説の時代考証で文献をアテにしているけれど、武士にとって都合のいい文献しか現存してないのだから、それを基にしたものを作れば、当然に武士が美化されまくったものでしかないだろうに。


ちょっとでも馬鹿にされた、と感じてしまったら怒り狂う、でもって身分が下の人間に無理難題を押し付けて、ようやく「俺は武士だ、だから偉い、でもって威張り散らすのは当然だ」とか思い上がってたんじゃないのか?

あの連中というのは無駄に気位が高く、本当に冗談が通じなかった。無理やり地域の集会場に集められて、ワタシは完全に浮いてしまっていた。自分以外ほとんどは、昔から住んでいる先祖が武士という連中の家系、話を聞いていたら、よその地域の悪口ばかり言っていて、また自分たちがいかにすばらしいかお互いほめまくってる気持ち悪い風景。よその地域というのは農家の人たちが多く、連中からすれば格下という扱いをしたいのだろうけど、現在においてすべての面で負けていた。勉強のメンでも、またルックスの面でも負けていた。勝ってる部分というのは先祖の立派な血筋のみ。耳を傾けているワタシは、まだ小学生だったんだけど、農家ばかりの地域の人たちとよく遊んでいて、「いい人ばっかりだなー」という印象を持っていて、どうしてそんなに悪くいえるのか不思議で仕方なかった。

本当に武士って立派だったんだろうか?


先祖が武士の家系の人で、今現在あんまり報われてないとされる職業に着いている人はいるんだろうか?

旦那がビルメンテナンス関係なんだけど、とにかく仕事に対して不熱心な人が、コネかなんかで入ってきていた。いつだってポケットに手を入れたまま、注意するとふてくされる。はじめのうちこそ仕方ないな、というので見逃していた。またどうも組合の力関係とかあるらしく、多分首にはならないだろうなという。きつい仕事はとにかく他人任せ、仕事を覚えるという気概はまったくない。それでいて立場が上だ、というのにつながることに関しては無駄に興味深々だとかで、本当に気分悪い人だったとか。話を聞くに、結構由緒ある?でも学歴だってしょぼい、なんか職歴がまったくなかった?っぽい?でもってしばらくしてやめてしまった、と。

ちょっとでも格好悪いとなると逃げる、こういう人ってどうなんだろうね?高貴であるということにこだわって、格下であるという状況が許せない、というような。親からそういう教育を受けて、多分にそういう人って親元暮らしが多いから、親から「あなたにそれはそぐわない」とか言われて仕事をしないまま、というのが今のニートにつながってるんじゃないのか?

明治維新なされた日本において、没落士族というのは今のヤー公よりタチ悪かったんじゃないのか?商売をすれば「武士が作ってんだから買え」とかほざいてたらしいしね。でもって昔の身分制度引きずって、農民を見れば「無礼な!」とかほざいて理不尽な怒りを。いつだって農民や商人などよりも上の立場でなくてはならない、というのにこだわり続け、結局自分ひとりの生活を成り立たせられないままに、つまりは犯罪に手を染めたり、今のヤクザにつながるようなマネをしてみたり。

連中の中では「農民や商人よりも下の立場になるくらいならヤクザのほうがましだ、格好付くじゃないか?」という所もあったんじゃないか?という気がする。

ヤクザになれもしない没落士族は、子孫を増やせないままに、日本において消滅していく…わずかに優秀なのがいたのかもしれないけれど、まああんまりいなさそうだ。

士族といっても下級の人たちが結構優秀だったりするのはどうしてだろうね。岩崎弥太郎とか。こういう人に対する妬みややっかみや「あんなの下級武士」とかいうようなバカが「成り上がり」とかいって批判してたんだろうな、という気がする。成金ならではの思い上がったマネ、というのは思い切り対象を下劣なものとしたい、今のゴシップ好きと心性において大差なくて、あんまり本気にすべきものではないのではないか?誇張しまくってるんじゃないかと。

にしても連中て、絶対に自分の非と負けを認めず、最後には集団で賛同を求めて正当化する卑怯者ばっかりだったなあ。あと「お前なんかよそ者なんだからな!」とかいいながら負け惜しみみたいなことをほざいたり。


長々ごめんなさいね。でも武士というのが日本人の心の支えになっていて、でもそれに違和感を感じ続けた私の、まあ長い愚痴だと思っていただけたら。

どうのこうのいっても先祖は肥前の小作と漁師だから、まあ気にしないで。もともと大学なんていけるはずなかったんだけどね。