上山田温泉郷行きたいよー!! | クソイナカ…周囲はほとんど既知害ばかり

上山田温泉郷行きたいよー!!

確かに芦原温泉にストリップ劇場は存在したが、しかしいわゆる温泉劇場にしては珍しく、街のストリップ劇場とまったく遜色の無い造りと構成なのだとか。どっかの芸人がネタにしていた、某ストリップ劇場でもぎりのオバサンに3000円を手渡し、観客席で待機すること10分。雰囲気あふれる音楽が流れて、じゃあどんな人がでてくるの?と期待で胸を高鳴らせれば、登場したりはもぎりのおばさん。当然お母さんと同じくらいの年齢の女の裸なんて見てもうれしくも無く、すっげえ嫌な気分になってもうてん、というオチ。まあ芦原温泉のストリップ劇場は若い女の人が出ていたし、また裏で売春行為やってるわけでもなさそうだった。えらく気合入ってんなー?というのは、待合室にずらーっと、過去に出演していた踊り子さんの写真がずらりと貼ってあった。相方が東大阪生まれなんで、高校生時代に某近所の劇場に行った(時効)ときと遜色ない劇場らしく、ちょっぴり拍子抜け。私は思い切り脱力するようなきぶんになれるんじゃないか?と期待していたのに。でもまあ普通温泉街のストリップ劇場というのは、当然オバサンがでてきたり、また外人さんが出てくるけど、でも売春行為に近いことやらされてたり、という話。芦原温泉って、どうのこうのいっても健全な温泉なんだよなー、駅から降りるとすぐ大音量で当地のテーマソング流してたり。東尋坊はかっこよかった、こういう雄大な景色って好きだ。あとカニうめーだよ。

N県がたどった堕落と崩壊の軌跡、というのでいろいろ調べますが、地元新聞社はまったく取り上げてないみたい。教育委員会も「「最近はおかしいぞ!」というので問題提起もしない、あくまでずっと「Nは教育権としての伝統があります」と旧態依然とした自慢をしている。地元新聞を一か月分くらいチャらっと読んでみたけど、でもひたすらに「Nは教育権で健全で」といわんばかりの記事構成ばかり。もう新聞社もあきれてしまっているのか知らないが、じゃあ崩壊と堕落が著しかったころの新聞ってどんなモンだったんだろうか?たぶんに大イベント開催時に、だと思われるだけど、中々手に入らないんだよなあ…古新聞って…確かに崩壊堕落著しくあったとしても、地元新聞あえて取り上げなかった、としたらとてつもないプロパガンダだ。当時私は関西で実家暮らし、普通に全国紙を読んで「へーN県オリンピックで景気ええねんなーバブルがここに遅れてきたー?」という感慨しかなかったのだけど。裏で何かあったんだろうか?いやね同時期に県の某地域で土地成金が単純違法賭博機にはまった、という話があって、これって急激に発展した地域ではちっと珍しくないもけど、本当にまじめな農家の次男坊だった、っていう。このころに都会からの刺激が急に「天下の教育県N」に流れ込んできて、急激に変化したんだろうな、と遅ればせながらの推測。

県庁所在地Nの歓楽街は人口に比して規模は小さく、しかし確かにピンク色の看板が存在した。ここにN県下から客が集中し、故HIV感染率全国3位という非常に不名誉な記録を達成したのではないか?と推測してたのですが、しかしこれ多分大間違い。いろいろ検索掛け捲ってみたら「日本有数の歓楽街色が強い温泉街」ってのがN県には存在していて、またN県最大級のピンク系歓楽街をも有している、と書いてあった。県の方針として中心街から隔離して、普通は行かないだろう温泉郷にひっそりとおいておいた?としたら県の方針はあんまりにも「教育県」としての面子にこだわりすぎてるんじゃないだろうか?天下の教育県Nの下半身を下支えする温泉郷かよ、というのでどんな雰囲気なのか気になりましたねー。私が行った温泉街というと「別府」「球磨川」「別府」「霧島」「城崎」「新花巻」「芦原」とまあメジャーなとこばっかりだ。Nって温泉多い、っていう話は聞いてるけど、知ってる限りだとおサルと一緒に入れるとこと、白骨と・・・別所・・・あとどっかだ。でも上山田温泉郷がそういうところだってのはまったく知らなかったんだよ!

ホワンホワンと間抜けな擬音とともに妄想が展開される・・・あるいはギブスンの小説チックにサイバーなチャキ‐ンてな効果音とともに妄想ダイブ!なぜか私は男になって、在京二流企業「日本海峰リース」慰安旅行の中にいる。

上司の藤堂さんはカッコいいりりしい人だけど、どうやらキャリアウーマンの千葉さんといい仲みたいだ・・・どうしてこんな気分になるのだろう、なぜだ?みんな慰安旅行ではしゃいで、女を買うとかクダ巻いてんのに、僕はそういう気分にはなれない!藤堂さんの方を向いてみたら、周りのみんなのみっともない姿を見て、ほんの少し不機嫌そうだ、これでこそ僕の憧れ藤堂さんだ…とまったく別方向の妄想からあるべき妄想に方向転換すると、場末ストリップ劇場にいる、目の前のおばちゃんのオメコ、正直めっちゃキモい!と思いながら周囲を眺めてみたら、俺と同期の玉城がまんざらでもない表情でおばちゃんに話しかけられてニヤついていた。確か玉城はスロットが大好きでパチンコも大好きででも酒は一切のまず、「打つ買う専門だぜ!」と周囲にアピール、「女絡みで借金あるんだよ!」というのを男らしいと勘違いしてらしく、俺にまで自慢げに話しかけていた。酒も飲まずにスッパおばちゃんにニヤついている・・・やつがいつも通ってるキャバクラってどういう次元のキャバなんだろうか?という疑念がわきあがってきた…おごってくれるにしても、俺からすればうれしくないようなところなんだろうなーという確信を得て、もともとこいつ好きじゃなかったけど、これからこいつと距離置こう…というだけではない。上司ほとんどが外人が抜いてくれるとかで、「え!うれしいぜ!」とか真顔で言ってる。奥さん以外と触れ合えるのがそんなにうれしいかよ!予想はついていたが、また上山田温泉郷というのでこうなることはわかっていたが、ちっともうれしくないし居心地悪い。「あ、俺…ちょっと眠くなったんで部屋戻って寝ますよ・・・」玉城は「あ?これからだよ、いいとこは」といわんばかりの態度で、でも俺はこんなところでこれからなんて泥沼地獄みてえなモンだろ?と予測した。

旅館に戻ってみると藤堂さんは一人日本酒を片手に疎ましげな表情をしていた。「あ・・いたんですか?みんなと一緒じゃなかったんですね・・・」「あんな下らん…上山田温泉郷は、温泉郷と名はついているが、東日本最大級のピンク温泉街だ!これが普通に情緒ある温泉街ならいい、でも売り物は本場フィリピンダンサー東欧諸国からのHな留学生だ!これから見てろ、みんなが大喜びでユーゴラスビアあたりの女といちゃつくんだ、でカミさんのめがないからと・・・これからはいうまでも無いだろ!」藤堂さんの目には憂いがあった。「朝比奈…お前はあんな下らん連中と一緒になるな、自分を強く持て!」こういわれていきなり感情の奥底に湧き上がるものがあった。信頼されてる?日本海峰の藤堂さんに?「N県は教育県とアピールしてるが、こうやって県中央から離れた温泉街で、みろ?車で乗り付けてやってくるやつらだっているが、温泉に浸かりはしない、目当ては本場フィリピンダンサーだ。ピンク色の看板の見せの周りには同じ県のナンバープレートがずらりと並んでいるが、つまりはN県の欲望を一挙に担ってる、そういう温泉街なんだ!」

一人になりたいんだな、という雰囲気を察して、自分は上山田温泉郷をうろついてみた。道行くのはほとんど男、しかも東欧諸国からのHな留学生を連れてた。無駄に自動販売機が多いけれど、見てみたら栄養ドリンクばっかりだった。ちょっとお腹を足そうかと、食堂を除いてみたら思い切り卑屈な笑顔とたたえたおばさんが「あら?お客さん、一人?あ、これから買うのよねーじゃあ頑張らないと、でもってスッポンは精がつくわよー」といきなり言われて気分がすごく沈んだ。「いや・・ビール一本・・・」

ベンツが止まっている、見てみたら要塞みたいな二階建ての建物、案の定黒の看板に金文字で威圧する字体で記された「上山田コンサルタンツ」名前こそコンサルタンツって書いてあるけど、どう見たってヤー公じゃねえか?真っ黒いドアから出てくる不細工なデブと目が合いそうになって、すぐにうつむいた。いかにもなジャージ着てて、すげえわかりやすさ「兄ちゃん、遊んでかねえか?それとも打つほうか?手本引きってしらねえか?あれはおもしれぞ」ギャンブルもやってんのかよ?飲む打つ買う全部そろってんじゃねえかよ!もうこんな温泉街嫌だ。だからNのHIV発生率全国三位なんだ、というの実感して、旅館に戻る道程にて、藤堂さんにこのあきれた気分をわかってもらえるかな?とふと頬に笑みを浮かべてしまった。


何延々と書いてるんだよw妄想がすぐさま指先と連動してキーボードを叩くんだよwすげえな。でも行って見たいな、こういう思い切り下世話な世界。